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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
ディライン颯爽登場!!
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士もそれがわかっていて連絡したのだろう。蒔風の問いに、返答する。


「大丈夫だと思うぞ」

お前みたいにくそめんどくさいけどな、と付け足しながら士が答えた。


あの京鏡花、何かいい感じがするのだ。
なにか、一緒にいるだけで爽やかな風を感じるような、そんな感じのする少女だった。


『・・・・大丈夫か?』

「あん?」

『まさかおまえ惚れ・・・・ロリコン!!!』

「疑惑で確定して人を犯罪者にすんじゃねぇ!!!」

『いや、ロリコンは犯罪者じゃないよ。好きなだけで――――』

「解説はいらねぇよバーカ!!!」


ガチャン!!と電話を切る士。
まあ絡んでて楽しい奴だが、たまにめんどくさくなる。


ますますあいつらしい。
というか、どっちが似てるんだ?


と、そんなことを思っていると、士の携帯が震える。
見ると、蒔風からのメールだった。


『さっきはすまんのう
 少女の件だけど、ちょっとしばらくお前が面倒見てやれ。

 よろしく〜
   PS.大ショッカーについてはこっちで調べる。お前は動くな』



「動くな、か」

あのライダーシステムは間違いなく大ショッカー製だ。
彼女は拾ったというが、その出所を調べるのは「EARTH」に任せていいみたいだ。


そんなことを思いながら、士は晩御飯だよー!という声に応じて居間に戻る。



そこでふと思い至った。



「面倒って・・・え?」



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「EARTH」は今回のライダーについて静観する。

ちょうどいいね。
こっちもほかのライダーが控えてんだし。

にしても、Wの奴はどこに行ったんだ?


俺らとしては、あいつを倒してもらわないと、困るんだけどな――――――



------------------------------------------------------------


彼らが動き出したか。

私も、本格的に決めねばなるまい。
どちらに付くか。

私とアイツが同じ土俵に立つことはない。
ない、が――――――


おのれ
世界はまた、破壊の危機に立たされるのか?



to be continued

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