第七章 C.D.の計略
ディライン颯爽登場!!
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立ち蹴りを通過させながらそのままぶち込む。
ドブォ!!と、炎を纏ったキックがヤミーの腹部に命中し、その体が宙に飛ぶ。
そして、そのままカブトムシヤミーは体をくの字にしながら空中で爆発し、無数のメダルとなって砕け散った。
「いよっしゃ勝ったー!!」
腕を上げて自らの勝利の名乗りを上げるディライン。
その様子を、何とも言えない視線で見つめるユウスケと夏海。
仮面ライダーディライン
その名前、姿、能力からして、ディケイドに対応する存在であることは間違いない。
そして、ならば彼女は―――――
「ギィッ!!!」
と、そこに、緊張を割って飛び出す影。
分離していたのであろうクワガタヤミーが、地面のコンクリートを割ってディラインの背後から襲い掛かったのだ。
「やっば!?授業遅れちゃうのに何で出てくんの!?」
そんなことを言いながらバッ!!と振り返るディラインだが、このままでは一撃を喰らうのは間違いない。
ブレスレットに手が伸びるが、間に合わないだろう。
「ちょ、ま」
《FINAL ATTCK RIDE―――DE DE DE DECADE!!》
だが、そのクワガタヤミーの左側から、マゼンタの光弾が飛来しその全身を掻っ攫う。
そして吹き飛んだ先で爆散し、カブトムシと同じ運命をたどった。
ディラインが、光弾の来た方向を見る。
そこにいたのは、すでに変身した仮面ライダーディケイド。
「お、おい士・・・」
まさかここで始まるのか?
そんなことを危惧しながら、自分たちも変身できるように身構える二人。
と
キーンコーンカーンコーン―――――
大学の鐘が鳴る。
どうやら授業が一コマ終わったようだ。
そして
「あーーーーーー!!!!岡林の授業途中から入れないのにぃぃぃイイイイイイ!!!」
そんなことを言いながら、盛大に頭を抱えてしゃがみ込んでしまった。
このライダー、何者なのか。
ともかく、両者とも変身を解く。
そして
「コーヒー、飲むか?」
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3時間後。
光写眞館で、三人は来客を待っていた。
あの後のことだが。
最初のインパクトで気づかなかったが、変身を解いた少女はジャージ姿だった。
その彼女を引き留め、先ほどの言葉を掛けた士。
その返答に彼女は二つ返事で答えた。
『知らない人についていくなって言われてますんで
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