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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
Mの襲撃/Wにさよならを
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て、落とす。それだけだ。



「ウぉぉォォオオオオオオァァアアアア!!!!」

『翔太郎!!諦めるな!!』

「ここからどーしろって」

『忘れたのかい!?ここはどれだけ上空でも「風都」だ!!』

「―――そうか!!!」

『よし行くぞ!!』


W内の会話。
仮に声が出ていても、この風圧の中ではマキシにも聞こえてはなかっただろうが。


しかし、この形態でいいのは、このような状況でも


『「ハァッ!!」』

二人の想いが通じ、そして「街の力」に集中できるということだ。

「何っ!?」


エクストリームには、まだ先がある。
それが、サイクロンジョーカー――――ゴールドエクストリーム。


その発光と変身の衝撃波で、マキシの拘束を逃れるW。

だが


「・・・・なんだ?」


黄金の輝きは地に堕ちる。
落下速度は幾分か殺せているが、それでもWは大地に堕ちた。

ブレーキをかけ、その様子を眺めるマキシ。
そして、何一つ言わずにその場を去った。




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「クソッ・・・クソッ!!!」

「僕たちの・・・負け・・・か」


ゴールドジョーカーエクストリームは、確かに二人の命を救った。


だが、命を救ったまでしかできなかった。


ズルズルと、互いを支えながら森を進む二人。
積もる落ち葉や木々を、蹴り殴りながら進む二人。

その姿はボロボロだ。
だが、身体以上に心が痛む。


負けた。
オレ達は、負けた。





これまで続いた、仮面ライダー連続発生。
ここにきて、ついに敗北者が出てしまった。






仮面ライダーWは敗北した。








後日、風都を訪れた「EARTH」の調査団は以下の結論を出した。



仮面ライダーマキシこと神月羽馬真は行方をくらました。



そして、仮面ライダーWこと左翔太郎及びフィリップの二人のその後の足取りは、不明である。









to be continued


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