第七章 C.D.の計略
Mの襲撃/噂をすれば
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郎。仮面ライダーWですね?」
ベルトを見ていた翔太郎に、男の声が掛けられる。
男の声には確信がある。
これは質問ではなく確認だろう。
しかも、いきなり襲い掛かってきたところから
「話し合いの余地はなしだ」
らしい。
『マキシ!!』
「証明させてもらいますよ」
「なにをだ」
「有能性を」
「誰の」
「私の」
「チッ!!」
男が動いた。
「なぜ」と聞きたかったが、もう始めるつもりらしい。
「マキシ」と起動させたガイアメモリを右に差し込む男。
それをまったく同じく、翔太郎もロストドライバーにジョーカーメモリを差し込んだ。
数拍の間を置いて、男が僅かに速くベルトを起動させ、翔太郎も続く。
「「変身!」」
掛け声は同時。
翔太郎はいつも通りに左手でロストドライバーを右側に押し倒し起動させた。
対して、男はベルトの二本棒の内、メモリの入った右側だけを握り、レバーのように外に引く。
メモリの入った右側は、傾いたりすることなくまっすぐに横へと平行移動し、残された一本とは斜めにラインがつながった状態で展開される。
正面から見れば「N」の字だ。
『マキシ!!』
『ジョーカー!!』
ベルトから発せられるガイアウィスパー。
そして展開される装甲。
黒一色のジョーカーに対し、鱗のようなその装甲の色は銀。
「テメェ・・・・」
「仮面ライダー―――マキシだ」
そう言って、襲い掛かるマキシ。
戦いは始まった。
その結果―――――
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「左!!!」
ハードボイルダーの転倒音から8分。
駆け付けた照井竜が見た光景とは
「ライダーキック!!」
「むゥア!!」
ゴガギィ!!!
互いのマキシマムドライブを発動させ、空中で交差する二人のライダーの姿だった。
「くっそ、またか!!」
ザシャァ、と片膝を着く状態で着地するジョーカー。
振り返ると、マキシの方はトットンといった具合にキレイに着地し立った状態で「クイクイ」と指を向けて曲げていた。
「のやろ―――」
「左!!熱くなるな!!―――おい!!ここを封鎖しろ。表に回れ!!」
戦いの状況を見て、集まってきていたほかの警察官を下げさせる。
そして人の目がなくなったところで、自身もアクセルドライバーを取り出して腰に装着、アクセルメモリを起動させながら駆けだした。
「そっちはアクセルか!!」
「俺に質問をするな!!
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