第七章 C.D.の計略
Mの襲撃/噂をすれば
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
うに。
(確かにここ最近、変な仮面ライダーの話を聞くな・・・・)
最初は2か月くらい前だったか。
オーズが変なのに絡まれて大変だったとかの話を聞いた。
その2週間後には城戸さんたちの前にもライダーが現れた。
この間蒔風に電話したら、津上さんのとこも何やらあわただしいことになってるらしい。
ポケットの中からジョーカーメモリを取り出して、顔の前に持ってきて眺める翔太郎。
今までのライダーは皆、それぞれの「敵」と言えるものだったらしい。
もし自分たちの前に現れる仮面ライダーがいるのならば、それはガイアメモリを使ったライダーだろう。
「ガイアメモリを使った仮面ライダー・・・か」
またエターナルみたいな敵が来るのか。
コアみたいな化け物は勘弁してほしいが。
まあ、何が来ようともオレたちで街を守るだけだ。
そうしてジョーカーメモリをしまい、これから戻る旨を事務所にいる亜樹子に伝えて警察署から出る。
ハードボイルダーに跨り、駐車場から出口に向かう。
両脇を緑に挟まれ、建物の裏から脇の道路に直接出る形で出ようとした。
今日の晩飯何にするか。
フィリップがあの調子じゃ、すぐ食わねぇから保存できるモンじゃないとな。
そんなことを考えていた。
その先に現れた、白衣の男がいなければ。
------------------------------------------------------------
「テメェ何もんだ!!」
『ジョーカー!!』
転がるハードボイルダー。
握りしめ、起動させるジョーカーメモリ。
腰にはロストドライバー。
翔太郎の後ろの方からは、転倒したハードボイルダーの音を聞いて来たのだろうか、何人かの声がする。
転がるハードボイルダーは、進行上に立つこの男のために転がることになった。
それは飛び出して来ただとかそういう事故を回避してのことではなく、この男のパンチで横殴りにされて転がったのだ。
握りしめたジョーカーメモリと腰に装着したロストドライバーは、万が一に備えて出しているわけではない。
この男の腰にも、似たようなものを見たからだ。
だから叫んだ。
何者だと。
男はというと、答えるようにこちらを向いた。
「―――噂をすれば、ってことかよ」
男の腰には、ドライバーがあった。
色、形はダブルドライバーに似ている。が、少し違う。
ダブルドライバーは、閉じた状態を物凄く簡潔に説明してしまうと「|Λ|」だ。
二本棒を外向きに押し倒して、「W」の文字を作る。
一方、男のつけているドライバーは「|||」だった。
密着した三本棒だ。
「左翔太
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ