第七章 C.D.の計略
Mの襲撃/噂をすれば
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ているのかい!?ガチャピン、何者なんだ。驚きですぞ・・・』
口調がムックになってる。
検索を始めてしまったフィリップに、そんなことを思いながらベルトを外す翔太郎。
まあいい、こっちはこっちで進めるか。
ベルトをしまうと、翔太郎は倒れている最後の青年の首根っこを掴んで仕事にとりかかった。
「おい、このガイアメモリ、どっから手に入れた!!」
「うぅ・・・・・」
「お前らが作ってんじゃないってのはわかってる。元はどこだ!!!」
ガクガクと揺すりながら、青年を問いただす翔太郎。
メモリブレイクされて間もなく意識を失うだろう彼だが、だからこそフッと思いついたことを漏らす。
まあ、そのまま意識を失ってしまう可能性もあるが。
「え・・・え・・・・」
「ん?なんだって?」
だが今回は大丈夫そうだ。
何とか言葉を絞り出してくれそうだ。
「「エム」・・・・・」
「・・・は?」
「うぐぅ」
青年は、それだけ言ってガクリと意識を失った。
それに対し、翔太郎はというと
「おぅふ」
そんな声を漏らしていた。
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「「エム」だと?それはABCの「M」でいいのか?」
「だと思うけどよ」
1時間と少しあと。
風都警察の休憩室で、さっそく翔太郎は仕入れた情報を仲間である仮面ライダーアクセルこと「三段変色振り切り信号男」、照井竜に――――
「だから後半いらねぇ!!」
「どうした左」
突然叫ぶ翔太郎。
はて、いったいどうしたのだろうか?
「なんだか理不尽な気がする・・・まあいいか」
「ああ、続きを」
「簡単にいうと、なんの事かはさっぱりだ」
「まあそうだろうな・・・「M」では該当が多すぎてフィリップの検索でも絞り切れまい」
「ああ・・・だからここに来たのも、何かないかと思ったんだけどな」
「残念ながらこちらも目新しい情報はない」
「そうか・・・・」
「だが」
「だが?」
そう言って、照井は三枚ほどの紙の入ったファイルを手渡す。
それを手に取り翔太郎は、その内容に顔をしかめた。
「これは」
「「EARTH」からの通達だ。なにやら、最近きな臭い「仮面ライダー」が連続出没しているらしい」
「・・・何か掴んでるのか?」
「いや、こちらに兆候はない」
だが気を付けろ。
照井はそう言って、休憩室を後にする。
窓から見える風都タワーは、今日もゆっくりと回っていた。
まるで、この街の平穏を表しているかのよ
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