第七章 C.D.の計略
闘牙とは
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クサの全力は、逃走のための目晦まし程度。
キバの一撃は、全身に重みを感じた程度だ。
だとしても、彼からすればそれは大きな抵抗だった。
“まさか煙くらいには邪魔くらいだと思っていたのが、紙箱くらいには感じるとは”
だがだとすれば、それは「可能性」だ。
それはつぶさなければならない。たとえ数パーセントだとしても、その未来の可能性の存在は認めない。
「使うか・・・」
基礎能力だけではない。
その鎧の機能全てを使おう。
十分ではなく、万全で叩き潰そう。
そして、魔石を手にするのだ。
それが決まった未来。運命ともいえる。
「覆らないさ・・・ん?」
ふと、数人のグループが目についた。
男一人、女三人。
男一人というのが妙に羨ましいが、如何せん空気は友人のそれだ。
そしてそのグループは、彼の標的の4人だった。
「さて。目の前にあれば――――仕方がない」
律儀に会計を済ませ、店を出る。
ちょうどこちらに向かって歩いてくる。
その前に立ち、男は――――――――
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「あ、もしもし先輩ですか?今仮面ライダーの・・・はい、キバの人といるんですけど、今綾女ヶ丘にヤバい奴が・・・え?おーい?」
ブツッ!
ツー―――ツー――――
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炎上する大通り。
炎の結界のように、円形に燃え盛る業火。
そこに本物の結界が張られ、ドーム状にここを封鎖する。
更には鎖が飛び交い、一人の男を縛り上げて周囲の建物に伸びる。
ピンと張られた鎖は、男の身体を宙に上げて拘束していた。
その眼下には先ほどの4人が。
炎を手にする少年
ナイフを手にする、服だけが少し焦げている少女。
傍らに天使のような存在を携える少女。
剣を手に、札を構える少女。
四人とも、彼を油断なく見上げて近づく。
携帯はいまだに一人の少女の手の中に。
だが通じないのは壊れているからではなく。
「さて一気に四つ、手に入れようか・・・・!!」
男の発した瘴気によって展開される、赤い夜に閉じ込められたからだった。
to be continued
とりあえず闘牙/赤嵜紅矢さんの初期設定!!!
ドーン!!
仮面ライダー闘牙
変身者は赤嵜紅矢
種
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