謎解きと最初の犠牲者〜ひろし編〜
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ひろしが中に入ると、そこは普通の部屋だった。
「さて…まずは、中を調べてみますか…」
ひろしが辺りを調べようとしたとき、ガチャッと後ろから音がした。
「っ!?」
ひろしは鍵の音がし、ドアのもとに行き、開けようとするがドアは開かなかった。ガチャガチャとしても無駄だった。
「閉じ込められた……!?速く謎を解いてここを出ないと……」
ひろしは、謎解きのところへと向かってみた。そこには、額縁と右に番号入力があった。
「猫が2匹、花が6本…木が3本の太陽が1つ…山が2つある…額縁の絵…奇妙ですね」
「それに、番号を入力するためのヒント的なものがFTCS………これを意味するのは…」
ひろしは一瞬でこの謎解きを理解した。
「FTCS…額縁…間違いないです…」
「Fが花…flowerだから6…。Tはtreeの木で3……Cはcat…猫で2、そして…Sは太陽、sunで1。つまり、6321! これで扉が開くは……… !!」
ひろしはボタン入力で6321と入れようとしたが…ふと、これではいけないと思った。
(謎解きにしては簡単すぎる…何か罠的なものを仕掛けているはず…どこですか……まさか…あの4桁の数字の鍵となるあれが………!!)
ひろしは咄嗟にFTCSと書かれたものを確認してみた。すると、小さく4箇所にネジで止められていた。
「やはり、そうでしたか。では、+ドライバーを探してみるというのが手ですが…こんなこともあろうかと念の為に持ってきたのが正解でした」
ひろしはなんとなくで持ってきた+ドライバーでネジを外した。すると、さっきはFTCSと書かれていた額縁っぽいのが落ち、奥にFが逆さまになっているのが出てきた。
「やはり、そうでしたか。つまり…Fが逆さまになったということは、6を逆さまにするから……9となり、9321となりますね」
ひろしは9321とボタンを入力する。すると、ガチャッと鍵が開く。ついでに倉庫っぽいところが開いた音もした。
「これで、出られますね…。それに、何かか開いた音もしましたし、確認してみましょう」
ひろしは倉庫を確認する。そこには、鍵の型っぽいのがあった。
「型ですか…これで、どこかを開けるのでしょうか。とにかく、急ぎ…」
『うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!』
「っ!今の声は…まさか……!くっ、急がないとっ!!」
ひろしは慌ててドアをガチャッと開けた。
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