第七章 C.D.の計略
闘争の魔獣
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
その姿に戦慄する駆とゆか。
だが、キバの脳裏には一つの疑問が浮かび上がる。
(確かにこの感じはレジェンドルガ・・・・)
「アークは死んだ。俺がすべてのレジェンドルガ族を復活させ―――――」
(でも、だったらあれは何だ?)
「ファンガイア族を殲滅し、俺が新たな―――――」
(変身の合間に一瞬見えた、あの)
「王になる」
(ライオンファンガイアの・・・あの姿は何だ!?)
「変身」
ガシャン、と
マンティコアレジェンドルガが、引き抜いた鬣を握りつぶす。
すると、いつの間にか変貌していたのか、その鬣はガラス細工のように砕けてバラバラに散ってしまう。
すると、そのバラバラになったガラス片が粒子となり、エネルギーとなり、彼の身体に装甲を纏わせる。
その装甲の色は、多分に漏れず彼らしく赤。
だがその赤は、血の色にも似たクリムゾンレッド。
そしてその装甲は――――装甲というにはあまりにも儚げに見える、あまりにも鋭的なフォルムをした攻撃的な姿をしたものだった。
「くっ、来い!!」
「来い?」
身構えるキバ。
こいつは変身した。
変身した?
確かに最近、仮面ライダーみたいな敵が現れているとは聞いていた。
だが、まさか自分の前にも、しかも今来るとは。
ということは、こいつの力は自分と同等か―――――
「退け」
スッと
通り道の邪魔だからと言わんばかりに、キバの身体を押しのけた仮面ライダーだと思われる怪物。
それによって、キバの身体は20メートル先の建物の基盤を破壊し、数万トンのコンクリートの瓦礫に変え、その全身に衝撃を喰らうことになった。
「渡さん!!!」
「だめだ!!来るな!!」
「ガルルセイバー!バッシャーマグナム!!もっかい頼むぜドッガハンマー!!!!」
「俺も――――」
「 逃 げ ろ ! ! ! 」
瓦礫を、まるで爆破したかのように押しのけて跳び上がるキバ。
そのキバに、肘を引き、小さく腕を広げるような体勢で迫っていく仮面ライダー。
すでにキバはドガバキフォームへと変身しており、さらに右足の鎖・カテナまで解き放たれている状態だ。
仮面ライダーに対し放たれる、全力のダークネスムーンブレイク。
それに対し、敵はまるでどうなるかがわかっているかのように構えた。
「この鎧は、崩れ落ちた紅魔城で発見したデータを基に俺が俺用に作り出した鎧・・・闘牙の鎧、とでも名乗ろう」
いうなれば、彼は仮面ライダー闘牙、ということになる。
放たれるキバの必殺技。
対し、闘牙
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ