第209話 猛火へ向かう急転直下
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
いた以上に酷い。救芽井エレクトロニクスのレーダーをかいくぐるステルス機能を備え、確実に先手を打ってきている。
しかも、救芽井家と久水家の連合機動隊の警備を纏めてねじ伏せるだけの戦闘力まで持ってるときた。このままじゃ、松霧町が焼き尽くされる……!
「茂さん、まだなのか……!」
すると。
「報告します! 茂様御一行、松霧町に到着! 捜索隊に合流したとのことです!」
「ぬ、やっと着きおったか!」
焦りと共に零れる俺の言葉に反応したかのように、別の使用人が連絡に駆けつける。
さらに。
「龍太君、『超機龍の鉄馬』の最終調整が完了したわ! 一緒に来て!」
鮎美先生が息を切らして、この部屋に踏み込んでくる。矢継ぎ早に入ってくる客人の多さに、久水夫妻は面食らっていた。
「……ああ、今行く!」
――ついに、この時が来た。
これ以上、松霧町を……俺の町を、好き勝手にはさせられん……!
力を貸してくれよ、茂さん、鮎子!
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ