第198話 京都の兄妹
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その声、梢ちゃ……んっ!?」
「……こず、え……?」
それから僅か数秒の間を置いて、兄に続くように和服を纏う久水梢が姿を見せた――のだが。
その姿を認めた瞬間、四郷姉妹は思わず目を見開き、固まってしまっていた。それは、俺も同様である。
「梢、先輩……?」
「――龍太様。あなたの『ケジメ』など、何の意味もありませんわ。ワタクシは、ワタクシの思うままに生きておりますもの。これまでも……これからも」
当然と言えば、当然だろう。
あの水流のような長髪が、久水梢の茶色い髪が、バッサリと切り落とされていたのだから。
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