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儚き想い、されど永遠の想い
13部分:第一話 舞踏会にてその十
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れでは貴方も」
「そうだね。では僕もね」
「ワインを飲まれますか?」
「生憎だが踊るにはいささか歳を取ってしまってね」
 気さくな笑顔でだ。義正に対して述べる紳士だった。
「ここに来ている楽しみは談義と」
「美酒ですか」
「そう。この二つなんだよ」
 こう義正に話すのだった。

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