最終章:夢を追い続けて
第64話「足止めの戦い1」
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
と対峙する。
「ったく…呆れる程の馬鹿力ね…」
「はははっ!そういうお前も全部逸らしてるじゃないか!」
「逸らすしかないから逸らしているのよ!」
ただ威力が高いだけじゃなく、連発してくる。
その事から、鈴は回避と言う選択を取れずにいた。
「(全く攻撃を当てられないし、それに加えて……)」
「っと!」
鈴とトーレは、その場から飛び退く。
すると、寸前までいた場所に、銃弾が当たる。
「ったく、あぶねぇな。流れ弾を出すなよ」
「(……セシリアやシャル達の方で、流れ弾が発生している。連携を取ろうとしても、分断されてしまってる今だと、どうしても膠着状態ね…)」
鈴とトーレでは、若干鈴が押され気味。
その上で、セシリアとシャルロットは接近を許さないように立ち回っているため、連携を取る事が不可能となっている。
さらには、流れ弾も飛んできているため、鈴が負けるのは時間の問題だった。
「(……けど…!負けられないのよ……!)」
「いい目だ。もういっちょ行くぞ!」
再びトーレは鈴に殴りかかる。
それを、鈴も覚悟して迎え撃った。
「っ……!鈴さんの援護に向かわなければならないというのに…!」
「あらあらぁ、他人を気にする余裕があるのかしら?」
「くっ……!」
自身が扱うために改造した専用のハンドガンを撃ちながら、セシリアは焦る。
そこを突くかのように、クアットロが煽る。
ちなみに、セシリアのハンドガンはブルー・ティアーズの代用なので、連射性能が高い。他にもスターライトmkVの代わりになるライフルも持っているが……一度接近を許してしまった際に、床に落としてしまっている。
「ほらほらほらぁ、貴族様なのに前線に出るなんて、馬鹿なのかしらぁ?」
「あら、これでも私、この時のために色々習ってきたのですわよ!」
二丁のハンドガンによって、ガシェットから伸びる触手のような武装を撃ち落とす。
彼女の正確な射撃力は、連射性に特化させても変わらなかった。
「……あらぁ、やるわねぇ……」
そのままガシェットが破壊され、若干冷や汗を掻くクアットロ。
【クアットロ、追加ガシェットを送ります】
「助かるわぁ〜。まさか、貴族のお嬢様がこんな芸当をやってのけるなんて…」
「まだ……!?」
すぐに追加のガシェットがウーノによって送られ、セシリアを襲う。
「(背後にもう一人……どこか手の届かない場所で私たちを見ているようですわね……ですが、もう戦力は他に割く事ができない。……どの道、倒すしかありませんわね…!)」
銃の弾をリロードしながら、セシリアは覚悟を決め直す。
すると、そこへ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ