ペルソナ3
1933話
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真似はせず、1階で大人しく待っていた。
「それで、今更聞くのもなんだが、どうやって山岸を見つけたんだ?」
「山岸を見つけたのは、有里だ。俺と伊織の2人も別々の場所に飛ばされたんだが、途中で合流した。その状況で動き回っている時に、山岸を連れた有里を見つけたんだ」
「……俺としては、シャドウがいる中で20時間以上生きてきた事に驚いたけどな」
真田の言葉に、そう告げる。
実際、それは俺の正直な気持ちだった。
山岸の状況を考えれば、とてもではないが生きているとは思っていなかったのだ。
言葉に出せば、有里の反感を買うだろうから、何も言わなかったが。
「俺もそう思った」
しみじみと呟く真田の様子を見れば、真田も俺と同様もう山岸は死んでいる可能性が高いと思っていたのだろう。
「その理由は聞いてるか?」
「何でも、シャドウのいる方向が大体分かるそうだ。もっとも、それがシャドウだとは明確に理解していた訳じゃなくて、向こうに行けば危ないとか、そんな風に感じていたらしいが」
「それはまた……」
随分と都合のいい能力だとは思ったが、寧ろそのような状況だったからこそ、覚醒した能力なのか? それに山岸の性格も、肉食動物と草食動物のどちらかと言われれば、明らかに後者だ。
だからこそ、危険を察知する能力を身につけた。
そう思うのは、俺の考えすぎか?
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