第六十一話 新たなるたくらみ
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プさせたり自力移動出来る様な研究をさせて下さい」
「移動要塞ですか」
「近いです」
「ふむ」
「なんぞ面白い事のようじゃな」
「出来たら教えますね」
「判ったわい」
「小惑星ですが中を刳り抜いて其処にワープエンジンを添え付けるとか出来るかどうか研究をお願いします。あとは表面を流体金属で覆えるかどうかもお願いします」
「面白そうですな」
「出来たら面白くなりますよ」
「ふむふむ」
「あとは小型の隕石にロケット付けた隕石ロケットの研究もして下さい」
「御意」
「ではケスラー大変だけど、先ほどの事と同じでお願いします」
「お父様にもお願いが」
「なんじゃな」
「はい今度オーディンに劇場を作りたいのですが、
その設計コンペを行いたいのですよ」
「ふむ、何か有るのかな?」
「はい市井や下級役人に隠れている優秀な人材を発掘する為です」
シルヴァーベルヒとか応募してきそうじゃないですか、
そしてゲットです。
「あとその劇場に飾る絵画のコンクールも行いたいのです」
「それも同じかの」
「はいそうです」
これは、メックリンガー対策なんだよね。
「テレーゼ様は劇場で何を為さるのですかな?」
「帝国全域から10代の少女を募集して、歌劇団を作るのです」
「なぜじゃな?」
「帝国兵士の慰問の為に歌と踊りで楽しますのです」
「しかし、集まりますかの」
「儂の肝いりで募集すれば良いのではないか?」
「えーとですね、お父様の肝いりにすると、
又ぞろ新たな寵姫の候補者選出かと思われるので駄目ですね」
「ハハハ陛下駄目ですな」
「そんなに信用がないかの」
「いえいえお父様は大丈夫なのですが、たちの悪い小役人がいますからね」
「どの様に致しますか」
「普通の後ろ盾では、有力貴族が妾にとかと言ってきたら断れませんからね、
ここは私が自分の劇団を欲しいと言う事で矢面に立ちます」
「危険じゃないかの」
「暫くに間は、普通に劇場で公演させます、それなら単なる趣味だと思われるでしょう」
「そうなさるが宜しかろう」
「お願いします」
「任しておきなさい」
正しく銀河帝国歌劇団だね。
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