第131話 方言少女と改造人間
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た後、ついに自分の仮面に手を掛ける。
次の瞬間――白銀の兜に覆われていた素顔はあらわになり、仮面が外れたのと同時に、声もさっきとは別人のような声色に変化していた。
マスクを外しただけで、丸っきり他人の声になるというのも十分驚きだが……それ以上に、俺の心理を支配しているもう一つの感情があった。
――安堵感だ。
「やっぱりあんただったのか」という、「可能性」が「確信」に変わる瞬間。
その変化を「声」で感じていた俺は、「必要悪」の素顔と正面から向き合い、思わずほくそ笑む。
あまりにも予想通り過ぎて、もう笑うしかねぇよ。……ったく。
「久しぶりだね、龍太君。いや、ここでは『救済の超機龍』と呼ぶべきかな?」
「ハッ、呼び方なんてどうでもいいだろ。『必要悪』もとい、古我知剣一さんよ」
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