第122話 「天敵」の残光
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「眼」と思しき赤い光点。
そして、人の形をしていながら、人間とは掛け離れた機械的な挙動の数々。
初めて見る姿のロボット。だが、その動きには、見覚えがあった。
無意識のうちに記憶の糸を手繰り寄せ、その正体を見つけた瞬間……俺は、金縛りに遭ったように動けなくなってしまう。
――そうだ……この動き。この不気味なくらいに機械っぽい、ロボット達の動き。
俺は、これを知っている……!
「『解放の先導者』……!?」
俺が消え入りそうな声で、ふと口をついて出してしまった名前。
それは、「あの人」が使役していた機械人形にして、その特性で俺の拳法を完膚なきまでに封じていた――「天敵」の名なのだ。
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