第113話 立ち上がる男
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の筋肉の全貌こそわからないが――広い肩幅、服の上から盛り上がった上腕、ズボンを破らんと張り詰めている脚の筋肉、そしてカッターナイフの切れ目のような眼差しを見れば、一つだけわかることがある。
……コイツは、ヤバイ。何もかもが。
――そして、膝立ちの姿勢から完全に立ち上がり、仁王立ちの体勢になった時。
全身から、あの逆らい難い殺気を永続的に放つ、その男――瀧上凱樹は、唸るような声でゆっくりと言い放つ。
ヒーローとして、あるいは魔王として、名乗りを上げるかの如く。
「……選手交代だ。鮎子に変わり、第三課目はオレが『新人類の身体』の名代となる……!」
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