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【アンコもどき小説】やる夫は叢雲と共に過剰戦力で宇宙戦艦ヤマトの旅路を支援するようです
開戦一年目 五回目のサイコロ
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野にいれるべきかと」
「生産コストについてはどうなっている?」
「大雑把ですが、ヴェネター級スター・デストロイヤーの六割ぐらいでの建造が可能です」
悪くはない考えだ。
ガミラスと直接戰う必要がない以上、こちらがすり減る戦力の投入は避けないといけない。
ヤマトが旅立つ時にある程度の補給は送ってやりたいと考えていたから、その補給艦としても役に立つだろう。
「分かった。
アクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップの建造を許可する」
「jud.」
「話は終わった?
じゃあ、私は先に戻らせてもらうわ」
機嫌が悪い様子を隠して叢雲がCICから出てゆく。
出ていったのを確認して、この中では俺以外に付き合いの長い鹿角さんが俺に囁く。
「途中の食堂に叢雲様のお好きなケーキを用意しておきました。
それを持っていってくださいませ」
「分かった。
何で機嫌が悪くなったのやら?」
甘いものを持っていってやればすぐに機嫌が治るのを知っていたので、俺は嫉妬とばかり思っていたのが、侍女達の答えは違ったものだった。
「やる夫様。
叢雲お嬢様は、自ら出撃してやる夫様のお役に立ちたいのかと。
とはいえ、どうせやる夫様とお泊り八時間コースで機嫌を直されるのですからちょろいものです。以上」
「jud.
そして、その戦いでお嬢様を失うのをやる夫様が恐れているのを分かっているので、ああやって我慢なされているのですよ。
ここは私達が引き継ぎますので、いちゃこらわっふるでさっさとお嬢様の機嫌を直してきてくださいませ」
……この二人口が悪いのを忘れていた。
で、本当にいちゃこらわっふる八時間コースで機嫌が直るのだからちょろいと思ったが、叢雲の寝顔がかわいいので黙っていることにした。
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