ペルソナ3
番外編064話 その頃のレモンとマリュー 後編
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こちらはダラニでいいって言われてね。他に反対意見もなかったし、ならいいかという事でダラニに決まったわ」
それについては、特に何か不満はなかったのかマリューもそれ以上追求するような事はしない。
ただ、1つ。
レポートを見て、どうしても突っ込みたい部分があった。
「ねぇ、マリュー。このレポートの最後に書いてある部分だけど……」
「知らないわ。私には何も見えない」
即座に返事をする事こそが、そこをしっかりと読んだという事を示している。
……そう、レポートの最後には『敵の側まで移動した後は、敵にぶつけて自爆させるという風な使い方をすると聞いているので、個人的にはブースター部分の中にフレイヤを詰め込んでおく事をお勧めします』と書かれていたのだ。
フレイヤ。それはギアス世界で開発された、広域破壊兵器だ。
現在シャドウミラーの機体でも、装備している機体は決して多くはない。
それをダラニの中に仕込んでおいて、敵にぶつけた時にフレイヤを作動させる。
そうなれば、間違いなく敵に大きな被害を与えられるだろう。
ただし、ダラニを使っていた方も上手く逃げなければ巻き込まれるが。
また、敵に鹵獲されればフレイヤも奪われる事になる。
……唯一の救いは、フレイヤはサクラダイトが必須であり、フレイヤの技術を盗んでもあまり意味はないという事か。
もっとも、敵にフレイヤが渡った時点で洒落にならないのだが。
「全く、葉加瀬には後でしっかりとお仕置きする必要があるわね」
溜息を吐きながら、マリューはレポートに描かれているダラニのイラストを見る。
それは、もしアクセルが見れば『コアブースターじゃねえか!』と突っ込みたくなるような姿をしていた。
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