11.5家庭崩壊
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
きゅいーん」なメイドも現れ、花右京メイド隊のような沢山のメイドが並んでいた。
親族やコウイチロウの体面も考え、ノイローゼとして入院したユリカの母、もうユリカとの同居は許可されず、退院した時点で児童愛護団体かコウイチロウの親族がユリカを保護するよう手配されていた。
「ほらママッ、お花っ」
見舞いに来ていたユリカに花を手渡され、受け取ることも出来ずに泣いている母。
「ごめんなさい、今まで私が貴方を虐めてたなんて。何度もいなくなったのも、私から逃げたか、私が貴方を連れて行って置き去りにしていたのね」
ラピス(母)と近所のヒトの証言により、すでに当社比2倍は話が大きくなっていた。
「ちがうのっ、ママじゃないの、あれは……」
ラピスとかボソンジャンプとは言えず、そこでつかえてしまうユリカ。
「やっぱりそうなのねっ」
「ちがうのっ、ママはあやつられてただけなの」
あそこまでされても、未だに母を信じている幼い少女の姿に、そっと涙する一同。
「そうだね、おじちゃん達がすぐにママを助けてあげるから、元気を出してね」
そこでまたラピスに乗っ取られ、表情が急変したユリカの母
「フッ、そんな事ができると思うなっ!」
一直線に壁に叩き付けられ、壁をも壊す花瓶と花束、それは明らかに常人の力ではなかった。
「マ、ママッ!」
「地震か?」
病室全体が揺れ、地震のように揺さぶられる
「「「うわあああっ!!」」」
見えない力で、壁や床に投げ出される医者や警官。
「(ヘブライ語)私を助けるだとっ?ふざけるなっ! その前にお前達を始末してやるっ! ふははははははははっ!」
周りの器具やベッドまで空中に浮き、周囲を飛び回っていた
「やめて〜〜〜! ラピスちゃん! もうやめて〜〜〜〜!!」
「ち、鎮静剤をっ!」
「はいっ!」
その日から、この事例は「エクソシスト」として取り扱われ、ユリカの母の管轄は教会に移り、牧師が治療に立ち会う事になった。
その後、さすがにコウイチロウも妻を庇い切れず、実家からも強制され、ユリカの母は離婚させられてから入院という運びとなった。
それからも入院先でユリカの母を乗っ取り、人形の首を締めているラピス。
「ユリカちゃん、パパは私達がいらないのよ、死んで頂戴、ママと一緒に死にましょう」
どうやらこちらは、今後の脚本が決定したのか、さらにアレな人になっていくアスカ、もとい、ユリカの母、きっとユリカが変な事を言えば、「天井から首だけでぶら下がる」荒業を使うらしい。
「いつものママじゃない〜〜〜〜!」
こちらはお笑いの脚本らしく、ネネちゃん(誰?)のようになっていた。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ