黒魔術教団
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が言ってたでしょ?体に黒い模様が出てたって」
あれは滅悪魔法が体を侵食していってるもので、俺もそれが出てきたことがあったけど彼と一緒に治療してもらって治ったことを伝える。すると、彼女の目付きが厳しくなった。
「あれれ〜?僕たちそんなこと一度も聞いてないんだけどな〜?」
それで思い出した。彼女たちに心配をかけないためにこのことは内緒にしていたこと。レオンとラウルは事情を知っているけど彼らは一切口外してなかったのに、まさかの自滅でバレるとは。
「よし!!じゃあ俺たちも探しに行こうか!?」
「うわ〜、無理矢理話題変えに来た」
なんか隣から憐れむような視線が飛んできているけどそんなことは気にしない。こうなったらポーリュシカさんのところにでも行って手がかりを探してしまえばいい。そう思い立ってウェンディたちを呼ぶために家の扉を開ける。
「ウェンディ!!出掛け―――」
そこまで言いかけて俺は口を閉じた。開け放たれた扉の方を向いて目を見開いているウェンディとシャルル。藍髪の少女は手にタオルを持っているのだが、それで体を拭われている人物は上半身裸になっていたのだ。
「シリル何開けてるの!?」
「ごめんなさ〜い!!」
汗だくだったジュビアさんの体を拭いていたところでタイミング悪く扉を開けてしまった。おかげでウェンディから部屋にある様々なもの投げられ、ダメージを負った俺はジュビアさんの着替えが終わるまで軒下で正座をさせられたのであった。
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