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転生とらぶる
ペルソナ3
番外編063話 その頃のレモンとマリュー 前編
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に魔力が多くても、魔法を使うのに毎回呪文を唱えたりといった真似をするのであれば、それこそ銃を使った方が早いという事になる。
 勿論シャドウミラー製のプロテクターは、非常に高い防弾能力、防刃能力といったものを持っている。……が、それでも完璧という訳ではない。
 そんな時にレモンが魔術刻印について知ったのだから、それに手を出さない訳がなかった。だが……

「駄目ね。取りあえず凛の協力は得られるようになったけど、凛の持っている魔術刻印そのもののコピーというのは、ちょっと難しいわ」

 最初は凛もレモンからの協力要請に渋っていた。
 それは、魔術は秘匿すべきという魔術師としての当然の行為ではあったが……そもそも、現在いるのはFate世界ではなく次元の狭間に存在するホワイトスターだ。
 である以上、Fate世界の原則に縛られなくてもいいという意見は強烈だった。
 また、凛は他の世界の技術を学ぶのに、自分達が凛の世界の技術を学ぶのが駄目なのかという意見で凛は更に大きなダメージを食らってしまう。
 ……そして最終的には夜のベッドの上で行われた行為で散々焦らされ、結局レモンの要望を受け入れる事になったのだ。
 尚、翌日凛は前夜、もしくは朝方の行為を思い出して顔を真っ赤にしながら起きてきたという一幕もあったのだが、それはそれ。
 ともあれ、凛の協力を得る事が出来るようになったレモンは、魔法について詳しいエヴァや葉加瀬と共に魔術刻印のコピーに挑戦したのだが……その結果はとてもではないが、順調とは言えなかった。

「ふーん。……今の状況でも難しいなると……少し厳しいわね。ネギま世界に応援を頼んでみる? ……駄目か」
「駄目ね」

 マリューの言葉に、レモンはすぐに同意する。
 Fate世界の魔術についての調査を凛が許したのは、あくまでもレモン達……正確にはアクセル率いるシャドウミラーだからこその話だ。
 それがシャドウミラーと友好的な関係にあるとはいえ、ネギま世界はネギま世界で、別の世界となる。
 そうである以上、そこから魔法使いを派遣して貰うという事は、魔術刻印に関しての情報がネギま世界にも流れる事になるだろう。
 シャドウミラーならば、という事でレモンの寝技まで使って得た条件だけに、そこにネギま世界の人間を加えるというのは、凛が絶対に納得しないというのは、レモンだけではなくマリューも同様だった。

「魔術刻印全てを、じゃなくて……例えば、それこそガンドだったかしら? あの、魔術を使えるだけの魔術刻印があれば、取りあえずは十分なんだけどね」
「ああ。……あのガンドは強力だし、レモンの気持ちも分かるわ」

 ガンドは、本来であれば相手を病気に……例えば風邪にするような効果を持つ魔術だ。
 だが、凛が使うガンドは、それこそ実弾の
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