暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜赤と紅と緋〜
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第22話 決戦、終了です!
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直さっぱりですけど、いまここに、こうして目の前にいるリアス先輩が俺にとって一番ですから!』

 ぶっちゃけ、そんな気の利いたことを言えなかったたけど、正直な想いを口にした。
 
『だから、絶対にライザーに勝ちましょう!』

 そうだ、絶対に勝つんだ!
 待っててください! 俺は必ず部長を勝たせてみせます!


―○●○―


『部長! 兵藤一誠、ただいま参上しました!』
『イッセー!』
『イッセーさん!』

 屋上に現れたイッセーの姿を見て、部長とアーシアが歓喜の声をあげる。

『「兵士(ポーン)」の坊やと『僧侶(ビショップ)』のお嬢さんは私が──』
『いや、俺がまとめて相手をしてやろう。そのほうがこいつらも納得するだろう』

 一歩前に出る『女王(クイーン)』をライザーは手で制し、大胆不敵に告げる。

『ふざけないで! それはまず、私を倒してからの話よ!』

 ライザーの不敵な態度に激昂した部長が魔力を飛ばし、ライザーの腕を吹き飛ばした。

『ふふふ。投了(リザイン)しろ、リアス! キミはもう詰まれている。こうなることは読んでいた。チェックメイトだ』

 だが、吹き飛ばされた箇所から炎が出て形を成していき、ライザーの腕は元に戻ってしまった。
 さっきから部長とライザーの戦いはこれの繰り返しだ。ただ、いたずらに部長の魔力と体力が消耗するだけだった。

『黙りなさい、ライザー! 詰まれた? 読んでいた? 笑わせないで! 「(キング)」である私は健在なのよ!』

 それでも、部長は闘志を緩めることはなかった。

『やむを得ないな。あれをやれ』

 ライザーは『女王(クイーン)』に目配せをすると、ライザーの『女王(クイーン)』は何かをしようと飛び上がる。
 いっぽうそのころ、イッセーはアーシアに傷の治療をしてもらっていた。

『・・・・・・あんなに激しい戦いだったのに、ここまで来てくださったんですね・・・・・・』

 アーシアは沈痛な面持ちでイッセーの傷の手当てを行っていく。

『約束しただろ?』
『・・・・・・はい』
『・・・・・・ありがとう。アーシアは俺たちの命綱だ。下がっててくれ──』

 ドゴォォォオオンッ!

「ッ!?」

 突如、イッセーとアーシアを爆発が包み込んだ!

『アーシアッ!? イッセーッ!?』
「イッセー兄ッ!?」
「イッセーくんッ!?」
「イッセーッ!?」

 爆煙がはれると、アーシアを庇うように抱き抱えているイッセーがいた。

『悪いな。長引かせてもかわいそうなんで、回復を封じさせてもらおうと思ったんだが──』
『すみません。まさかあの坊やが体で受けるとは』

 爆撃を行ったのは、やはりライ
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