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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-A邂逅〜Koenig der Unterwelt und Kaiser〜
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にやって来てくれたヴィヴィオとフォルセティとコロナ。私の初めての友達です。質問攻めの際にも幾度か助け船を出してくれましたから、本当に助かりました。
「ねえ、イクス。朝にも聞いたけど、放課後は時間があるんだよね?」
「はい。シャルからも許可をもらっていますし、大丈夫です」
「やった♪ じゃあ今日、学院周辺を案内するよ♪」
「はい! お願いします!」
そうして放課後となり急いで帰り支度を終え、級友のみなさんと「ごきげんよう!」と挨拶を交わし、ヴィヴィオ達と廊下へ出ると、「やっほー♪」とリオが出迎えてくれました。リオだけは別のクラスなので、休み時間や今のように放課後でなければ逢えないのです。
「ねえねえ、今日はどうすんの? どこか遊びに行く?」
「校舎はこの前に見学したってことだから、学院の周りを案内しようかな〜って」
「帰り道の買い食いはダメだけど、ウィンドウショッピングとか寄り道とかは許されてるから」
「いろいろ見て回ろうね、イクス♪」
そういうわけでして、学院周辺の案内をしてもらうことになり、校舎のエントランスへ向かうのですがその途中、視界の端にポツリと1人で佇んで、こちらを見ている少女の姿を捉えることが出来た。
(彼女は・・・)
私は歩く速度を僅かに落とし、彼女の方へと体を向ける。すると彼女は私の視線に気付き、踵を返して立ち去ろうとした。ですので、「すいません。先に行って待っていてください」とヴィヴィオ達に伝えた。
「あ、うん」
「トイレ?」
「「「デリカシー!」」」
「あいたっ!?」
ヴィヴィオとコロナとリオの3人に殴られたフォルセティに苦笑しつつ、「ではいってきます」と私は手を振って、彼女の後を追う。彼女に声を掛ける同級生は居らず、どこか孤高の雰囲気を醸し出していますね。人気が少なくなって来たところで・・・
「何か御用ですか?」
彼女はそう言って立ち止り、私へと振り返りました。碧銀の髪、紺と青の光彩異色。それはまさしく「覇王イングヴァルト・・・」の身体資質。そう漏らしてしまうと、「あなたは・・・!?」と目を見開きました。
「この姿でこうして普通に言葉を交わすのは初めてですね、覇王クラウス」
「・・・噂は本当だった、ということでしょうか。冥府の炎王イクスヴェリア陛下・・・?」
「はい。・・・貴女はかの覇王の記憶と覇王流を継承している、と聞き及んでいます」
「少し、場所を変えていいでしょうか?」
「でしたら私の友人の元へ参りませんか? ヴィヴィ――」
「行きません!」
ヴィヴィオ達の元へ行きましょう、と提案しようとした途端、彼女は――アインハルト・ストラトスはそう声を荒げました。ですので付近に居る他の生
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