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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica8-A邂逅〜Koenig der Unterwelt und Kaiser〜
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ー・カヤがホッと一息ついたから、「先生がそれでどうするんですか」ってわたしは苦笑した。
「騎士イリスは貴族だからですよ。一般家庭生まれの私にはきっついです。聖王、魔神の末裔のヴィヴィオさとフォルセティ君に続き、冥王本人であるイクスヴェリアさんが加わるとなれば、気を失なっても笑われませんよ」
「あはは。でもさ、どの子も良い子だから心労は無いでしょ?」
「ええ、それはもう。困っていたら助けてくれますし。クラスのまとめ役として頑張ってくれますし・・・」
「なら何も問題なしでしょ。イクスも良い子だから、絶対に苦労することないはずよ」
「はい。ですね。・・・よしっ、頑張ります!」
シスター・カヤとの話も終わって、「失礼しまーす」と教員室、そして校舎から出たところで、「あ、シャルだ!」って声を掛けられた。
「この双子特有のハモり方は・・・ほら、セレネとエオスじゃん」
義理の弟にあたるユーノに恋する双子の乙女(って歳じゃないか)のセレネとエオス。教員ってことで化粧はうっすらだけど、それでも魅力的な大人の女性になってる。服装だってシックなレディーススーツだしさ。
「なんでここに?・・って、イクスが通うのって今日からだっけ?」
「あ、そうか! あーでも残念。私もセレネも、担当クラスが違うからなかなか会えないんだよね」
「来年のクラス替えにちょっと期待」
2人も今では1クラスを任される教員なのよね。いやぁ、世の中面白い。とここで、「ユーノとの進展は?」って聞いてみた。わたし達は1人の男性を想い、強力なライバルもいる同志。気にはなっていたりする。
「・・・その事、ね」
「進展はまったく無いよ」
残念な返答だったけど、2人は微笑んでいて陰りを見せない。何か反撃のチャンスでもあるのかな?って思ってたら、「ユーノへの片思い、もうやめようかなって、さ」そんなことを言いだした。
「え・・・?」
「ユーノにとって私たちはどこまで行っても、姉、なんだよ。どれだけアプローチをしても、姉としてのスキンシップって思われちゃうの」
「愛の告白なんてする気も失せるってものだよ」
空を仰ぎ見て自嘲する2人に、「そんなこと・・・」ってフォローしようするけど、二の句が継げなかった。本当は判ってたから。ユーノはもう、なのはしか見ていないって。なのはは悲しくなるほど鈍いし、ユーノも奥手だから全然進展する気配はないけど。でも、それだけで今は十分って感じなんだよね・・・。
「決め手はヴィヴィオだった。ただでさえユーノとなのはは2人で何度か逢っていたのに、ヴィヴィオの読書家っていう趣味が高じてさらに逢う頻度が多くなって・・・」
「アポなしで無限書庫のユーノに逢いに行った時にさ、見たの。3人が仲良
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