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Epica8-A邂逅〜Koenig der Unterwelt und Kaiser〜
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く家を空けることになると思う」

「判った。気を付けて行ってきてください」

「ん。出して、ルーツィエ」

「では出発します」

一路St.ヒルデ魔法学院へ。基本的にイクスは車で送り迎えになる。イクスがヴィヴィオ達と合流できるのは学院の敷地内になるからだ。何せヴィヴィオ達の住む町とわたし達の住む町は正反対だからね。

「じゃあ私は駐車場で待ってるから、学校が終わったら戻ってきてね、イクス」

学院に到着して、わたしが車から降りる時にルーツィエがイクスにそう伝えたら、「あの・・・」ってイクスが返答に渋った。わたしも経験しているからすぐに察せた。

「帰りはヴィヴィオ達とどこか遊びに行きたいんでしょ?」

「あ、はい。ダメ、でしょうか・・・?」

「判った、良いよ。でも帰りに連絡をくれる? そこまで迎えに行くから」

「ありがとう、ルーツィエ!」

イクスも車を降りて2人で校舎へ。客人用のエントランスから入って教員室に向かう途中、「ごきげんよう♪」って挨拶された。そこには「ヴィヴィオ、フォルセティ、リオ、コロナ! ごきげんよう!」の4人が居て、こっちに向かって駆け寄って来た。

「合宿ぶりね、4人とも。ちょっと先生と話してくるから、よかったらここで待っててもらえる?」

わたしがそう伝えると4人は「はいっ!」って元気良く返事をしてくれた。んで、わたしとイクスは教員室に入る。ほぼ10割が聖王教信者とシスターいうこともあって顔見知りばかり。

「お待ちしていました。イクスヴェリア様・・・じゃなかった、イクスヴェリアさんの担任となる、カヤ・ペリノアです。憶えていますか・・・?」

「はい。以前、校舎を見学させていただいた時にお世話になりました」

イクス、それにヴィヴィオとフォルセティとコロナの担任は、わたしも教会本部で何度も言葉を交わしたことのあるシスターの1人、シスター・カヤ。治癒魔法や自身や他者への強化魔法が得意な衛生隊――水色扶桑花騎士隊ヘルブラウ・ヒビスクス所属だ。そんなシスター・カヤと今後のスケジュールの確認などの話をした後・・・

「ではイクスヴェリアさん。クラス委員長が迎えに来てくれるので、教室まで案内してもらってください」

「委員長・・・。確か、フォルセティとコロナがそうでしたね」

「はい。2人とはお友達でしょうから、不安はないと思います」

すでにヴィヴィオ達が迎えに来てくれているのを知っているイクスは、「はいっ。お先に失礼します!」とソファから立ち上がりシスター・カヤに一礼をしてから、「シャルも。お仕事がんばってください」って微笑んでくれた。

「ありがと♪ イクスも楽しんで来てね」

手を振り合ってイクスを見送った後、「いやぁ、緊張しますね〜」ってシスタ
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