虹架
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ルとしての真のスタートは、もしかしたらここかもしれないと、万感の思いを込めて。
「……ありがと!」
結局はシンプルなお礼になってしまったけれど。あわてふためいて一周ほど回って、結局は単純な答えに行き着くのは、どうしようもなく自分らしいかもしれないけれど――と、レインは自嘲しつつも、目の前の彼に笑いかけていた。
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