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儚き想い、されど永遠の想い
101部分:第九話 知られたものその七
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言うのだった。
「私はですが」
「はい、喜久子さんは」
「どうされているのでしょうか」
「実は幼い頃からです」
 その頃からだ。話は遡るのだった。
 そしてそのうえでだ。喜久子は二人に話していく。

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