16火星革命政府誕生(複数)
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、苦しまずに旅立った。
「ごきょうりょくありがとうございました、われわれしゅざいはんもどうこうします、これでちゅうけいをしゅうりょうします」
満面の笑顔のまま中継を終了したスタッフは、後から送り込まれてきた重犯罪者に埋めてもらって、苦しい人生を終了した。
火星到着までに遺伝子登録され、廃棄前に記憶回路に収容されたヒト、冷凍に耐えられず死んだモノ、難民キャンプ、テント村、苦しい人生を終了し、内戦で死んだモノから順番に楽園に入って新生活を始めていた。
木連艦隊、優人部隊艦内。
木連では、驚くべきことに草壁も山崎博士も生存を許されていた。
以前の世界では「火星の後継者」を名乗り、アキト達A級ジャンパーを誘拐して人体実験し、数々の暗殺も繰り返していたラピスの仇敵。
月臣元一朗や九十九と同じように両親が出会うよう仕組まれて、同じ卵子と精子が出会わされて製造され、実際に事件や犯罪を起こすまで経過観察されて、行動した時点で地獄には送られるが、その瞬間までは泳がされていた。
もちろん復讐実行のために生まれて来さされたのは言うまでもない。
「深夜三時、本日も訓練を開始する! 敵襲っ! 魔神、電神、鉄神、緊急発進! 母艦が爆沈する前に三十秒以内で発進せよ!」
地球軍艦隊会敵までは火の出るような練磨が行われ、九十九も元一朗も明人も三郎太も秋山も、休む時間が無いほど追い込まれ、何度も何度でも、身体が覚え込んで無意識に身体が動くまで訓練が続けられ、草壁も指揮官としては有能な所を見せていた。
全員警報に叩き起こされて、宇宙服を来たまま睡眠していた状態から意識が目覚める前に体が動いて、九十九、明人、元一郎が搭乗して緊急離艦する。秋山と三郎太も訓練用の副操縦席に入って離艦して、跳躍空間に落ちる。
訓練の成果により、人道的配慮を無視した行動が可能となって、もし本当に母艦が破壊されたとしても、三人の操縦士と二名の予備は離艦が間に合って助かり、跳躍空間から三次元に戻り、艦を沈めた相手に報復が出来た。
さらに夜中に叩き起こされた状態から、索敵、長距離跳躍、敵艦への攻撃、その間にも航法をしっかりやって現在位置を把握し、たとえ自分が死んでも機体だけは母艦に向かって帰投させなければならない。
明人の電人は特別製なので、航法も操縦も一人でこなさなければならないが、知能、体力全てが高められて、他の部隊隊員よりも強化が成功していた。(ラピスのせい)
今日も地球艦隊への攻撃訓練、模擬戦、格闘戦を済ませて帰投した一同。
訓練後、シャワーを浴びる力も無くし、ロッカールームで宇宙服を開いた途端、崩れ落ちる三郎太。
「これ以上無理だ、白鳥さん、俺死ぬ……」
「これが訓練だ。体が覚えるまで、意識を失っても計画通り体が動くようにしなければならない、優人
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ