14僕の学校も戦場だった
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した敵をラピスとアキトで破壊し、戦闘中に照準など合わせられないアイは、重武装の誘導弾を撃ち尽くした後、ランチャーを捨てて身軽になって、小型の携帯武器を乱射しながら包囲を抜けた。
「あははははははっ! うひひひっ! ヒーーーーヒッヒッヒッ!」
既に人間として壊れているアイだが、翌朝には修復されて正気に戻される。
通常、ここまでの興奮状態に陥ると、戦争や大きな災害、事故を経験した人間のように、同じ状況にならなければ、同じアドレナリン量にならなければ、無気力な生活を送り、薬物にでも頼らなければ起き上がることすら出来ない廃人が誕生するが、人類の生命科学を極めているラピス達には修復も容易い行為だった。
『包囲を突破しました、離脱中、敵兵力、追尾を断念、ミッションコンプリート』
「「やったあああああああっ!」」
まだ獣のように暴れ、興奮状態を制御できない二人。この程度の勝利では、ドーパミンやアドレナリンが出ない程、冷静な人格と体を作らなければならない。
レースなどでも、普通の人間なら独走しただけでプレッシャーに負けてクラッシュしたり、転倒してしまう。
それが例え、巨大なゲキガンガーを操作しても、自分の肩に人類存亡の危機が伸し掛かっても、平然と普段の行動が行えるように訓練しなければならない。
まだまだ熟練が必要なアキトと、そんな適正が無いアイには改造が必要になった。
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