11 テンカワ家爆破、アキト分岐ルート
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う言った、「ネルガルに父さんも母さんも殺させない」って、これはアキトが望んだ世界じゃないっ!」
「黙れ、これもアキトの意志なのだ。アキトの思考回路をシュミレータが計算し、こう問いかけた。「もし両親が殺されたり、誘拐されたらどうしたいか、どこに行きたいか」をな。答えは決まっているだろう? 「ラピスと一緒に暮らしたい」だ! 私は、私たちは選ばれたのだ! 両親よりも大切な友達として、女として、一生の伴侶として、子供を産ませて自分の亜種を複数製造したい生物として、数十億のメスの中からっ、私がっ、お前が選ばれたんだっ! 喜べっ、祝えっ、この幸せを噛み締めろっ! あはははははははははははっ!!」
狂ったように笑い続け、それを子供ラピスにも強要する戦闘指揮官。
今後複数のアキトは、それぞれ改変されて「運命の少女」を伴侶として選ぶように、女達も運命と人生と存在の全てを捻じ曲げられ、アキトだけを愛する生物として書き換えられる。
しかし、オリジナルのアキトの思考はラピスを選んだ。両親よりも、アイちゃんよりも、ラピス母よりも、世界の全てよりも自分を選んでくれた。
ラピスの中では、自分がこの結果を作ってしまった張本人であり、アキトに辛い選択をさせて両親を捨てさせた元凶でもある自分を呪いながらも、アキトに選ばれた存在である自分を抱き、その喜びと幸せを噛み締めている自分の感情にも嫌悪した。
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