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ラピス、母よりも強く愛して
10ユリカ引っ越し
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り、十七式衛人の替わりにゲキガンガーのシュミレータの最高得点を出すまで遊べたりしていた。
 サラ・コナーさんの息子みたいに、ターミネーターと戦う戦略的な教育は後日に回された。

 監視小屋
 その頃、既にラピス(母)によって洗われ、ユリカ菌を消毒されていたアキトと、ユリカを放逐して帰って来たラピスは。
「さあ、順番にお風呂に入って」
「「は〜〜い!」」
「アイちゃんはだめ」
「どうして?アイもいっしょにはいる〜」
 ラピス的には、「アイちゃんにアキトの裸を見られる」「アキトにアイちゃんの裸を見せる」両方が気に入らなかった。
「あっ! おち*ちんだ〜〜、アイはじめてみた〜〜!」
(なっ! 何て事を……)
 恥ずかしいセリフを臆面も無く話せるアイちゃんに、ジェネレーションギャップを感じるラピス、きっと内心では「最近の若い者は」と思っているに違いない。
(最近の若い子は……)
 思っていた。
「ねえ、お兄ちゃん!さわってもいい?」
(ヒィイイッ!)
 自分が言いにくい事も、あっさり口にしてしまうアイちゃん、このままでは「あっさり口にしてしまう」かもしれない。
「だめよっ!」
 しかし、止める間もなく触り始めているアイちゃん。
「やわらか〜い、あっ! さきっちょだけピンクいろなんだ〜、キャッ、キャッ、あっ!おっきくなってきた〜〜!」
(ヒィイイイイイイッ!)
 ラピスが触っても、中々大きくならないのに(怖いので)、アイちゃんなら一撃だった。
 子供同士の戯れだが、このままでは初体験まで最短コースを取る可能性があった。
 ラピスの周囲だけお湯が泡立って、何となく沸騰しているように思えるアキト。
「あついっ!」
 慌てて風呂から上がろうとするアイちゃん、やっぱり熱さ50度ぐらいで、リアクション芸人さんがお好みの温度の熱湯風呂に変化していた。
「ひっ」
 アイちゃんは首の後ろを押さえられ、一瞬で気絶させられた。
 この場合、対ユリカモードのように「激痛と恐怖を味あわせる」ためではなく、倒してしまえばよかったので、苦痛を感じる暇も無かった。
「ママッ! アイちゃんのぼせちゃったみたいよ!」
 今日もラピスの行動には恐怖しか覚えないアキトだった。

 その頃、いつものように別のコロニーにジャンプさせられ、負傷したまま路上に放置されたユリカは。
「へへっ、おじょうちゃん、どこから来たの? 迷子? おじちゃんが送ってあげようか?」
「きゃっ、いやっ、来ないで」
 もう複数箇所を骨折させられ、簡単な修復だけ受け、ズタボロのボロボロ、家での虐待、脱走、家出、火星でも居場所がなかったユリカは、ついにロリコンの変質者の餌食になろうとしていた。
「なんでえ? もうズタボロにヤられた後じゃないか、使用済みか、まあ今日は
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