10ユリカ引っ越し
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胃酸に喉を焼かれる感触を味わう哀れなユリカは、抵抗も虚しく地下牢に引きずられて行った。
監視小屋
「おばさ〜〜ん!」
ラピスの家に到着し、泣きながら事情を話すアキトだったが、ラピス(母)は何故か消毒液を持って待ち構えていた。
「大変だったわね、ちょっとしみるけど、我慢してね」
ユリカがへばり着いた場所にスプレーをかけて拭き取り、そのまま風呂場へ連れて行く。
「さあ、叔母さんが洗ってあげるわ(///)」
二人がいないのを良い事に、もっと凄い事をしようとしているラピス(母)、きっと「あ〜んな所」まで隅々洗っちゃうに違いない。
(ああっ、「くすぐったくても我慢してね(///)」みたいな感じで、あっ、口の中や(ピーーー)に入ったのも吸い出さないと(ポッ)」
その頃、すでに地下牢に連れ込まれ、両手を縛られてギャグボールを咥えさせられ、天井から金属製のチェーンでぶら下がっているユリカ。
「ここならどれだけ大きな声を出しても誰にも聞こえない、好きなだけ叫んでいいのよ」
「うっ、ぐすっ、うううっ」
「ふふっ、大丈夫、骨折してもすぐ治してあげる、痛みは消えないけどね、クスッ」
「どうしてお兄ちゃんに、むりやりエッチなことしようとしたの?」
ラピスに嘘を吹き込まれ、怒り心頭のアイちゃん。
「あたしにだって「ほっぺにチュ」しかしてくれないのに!」
アイちゃんも以前それ以上しようとして、アキトの目の前で「キュッ」とシメられ、それ以降は妹分?を心配してSATSUGAIしてしまわないよう、余りベタベタさせないように配慮されているらしい。
「うっ、うううっ」
「泣いてちゃ分からないわ、なんとか言ってみなさい」
ギャグボールと言うか、舌を噛み切らないように何かを咥えさせられているので、喋れと言う方が無理な相談である。
「言えっつってんだろっ! このクソがっ!」
「うううーーーっ!」
アイちゃんの、重い回し蹴りが入り、サンドバックのようにゆらめくユリカ。
この世界ではもうユリカを救おうとする人物はおらず、コウイチロウですらラピスの支配下に置かれ、「近所の子供のイジメ」にも「母親の虐待」にも苦情を言わなかった。
「さあ、ゆっくり楽しみましょう、貴方の発達障害の治療には、ナノマシンより「暴力」が効くのよ」
「ううううーーっ(訳:助けてーーっ)」
もうこの頃には、学校の教師、生徒もラピスの支配下に落ち、何か「太陽の牙」みたいな反政府組織も用意され、ユリカはダグラムのヒロインみたいに、幸薄そうな頬がコケたヒロインに改造されていた。
さらにアキトは、どこかのソウスキー・セガール軍曹のように、子供の頃からサベージに乗ってアフガンで戦うような教育をされたり、中学生頃には豆腐の配達をさせられ、ドリフトの英才教育を受けた
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