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ラピス、母よりも強く愛して
09学校
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の笑顔で巨大な岩を持ち上げ、少女に近付いて行く。
「く、くるなっ!」
「だめよ、ここがあなたの「はかば」よっ!」
「うわああああっ!!」
 周囲数メートルが吹き飛ばされ、砕けた岩が飛び散った。
「さあ、かえりましょうか(ニッコリ)」
「「「「はイっ!」」」」
 声を裏返し、即座に返答する4人、アイちゃんには「新しいお友達(笑)」ができた。
 その後、行方不明になっていた少女は、残り4人の通報により、夜遅く砂漠の中で発見された。そこはネズミーランドまで僅か500メートルの場所であった。

 監視小屋
「アイちゃん」
「え?」
 ラピスに呼ばれ、今日の失態を怒られると思い、身が縮むアイちゃん。
「甘いわね、「アレ」を生かして帰したの?」
「ごめんなさい、だってそんなことしたら、お兄ちゃんにきらわれちゃうもん」
 自分と同じ行動パターンを聞き、口元をほころばせる、姉の方のリアル悪魔。
「そう、でもジャンプの跡は残してはだめよ、消す時はあそこが一番」
 そう言って上を指差すラピス。
「大気圏の上なら、下に落ちるまでに燃え尽きるわ、だめなら5メートルぐらい下の地下にしなさい、ミミズが片付けてくれる」
「うん(ニッコリ)」
 天使のような笑顔で笑い合う二人、しかしその会話の内容は、穢れきっていた。
「何なら私が消してあげましょうか?」
 折角のラピスの申し出だが、やはりアキトに嫌われるのでは無いかと心配する。
「うーん、いいもん、だって「タイマンはったらマブダチ」だから」
 どこで聞いたのか、そっち系のルールに詳しくなってしまったょうじょ。
「そう…… でも実際はね、あの種類にヒトの「仁義」なんてないの、女の友情より薄いから、本気で信じちゃだめよ」
「うん」

 テンカワ家や監視小屋付近では、近所付き合いやママ友との付き合いが煩わしかったラピス(母)は、即座に近所のババアの脳を支配し、「噂デマゴーグババア」、「潔癖清掃ゴミ分別ババア」、「DQN泥棒キチババア」などを始末した。
 雑草も刈らず、虫すら殺さず生かしている人物や、猫や鳥に食べ物を与える人物の方が非難され、動物まで迫害される割には、近所にも腐ったサディストが蔓延っていて、雑草や公園の樹木を根こそぎ抜いて、汚ならしい赤や紫の花を植え、虫も鳥も毒を撒いて殺害、動物まで殺害しようとするジジイ、ババアが多かったので、逆にラピスが掃除して片付けていた。
 今では人間モドキと呼ばれる「ご近所さん」が暮らし、鳥や虫、猫や犬といった自然が循環する自治体が出来上がっていたが、学校に通うと以前と同じ腐ったサディストと、縦の物を横にもしない役人教師達が蔓延っていたので、学校の清掃を実施する事にした。
 木連が到着し次第火星全土を清掃(クリアランス)、次に地球を清掃する予
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