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ラピス、母よりも強く愛して
08アイちゃん
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、ここから先は無いのよ」
 そこは、以前の歴史でユリカが重機を暴走させ、アキトが父に叩かれた工事現場だった。

「おうち…… おうちがない〜〜」
 新たにやって来る移民のために作られる新興住宅地は、まだ整地すら終わっていなかった。
 とうとう泣き出したアイちゃんは、金網を掴みながら、そのままズルズルと膝を着き、しゃがみ込んでしまった。
「うえええ〜〜〜〜!うわああ〜〜〜〜〜〜ん!」
 泣き叫ぶアイちゃんを見るのは耐えられなかったが、「母親と一緒に死ぬ」「数万年前にジャンプして、ヒトが呼吸できる空気すら無い場所で異星人に出合ってしまい、恐怖の記憶を消された上で、二十年前の砂漠に放り出される」よりはましな選択がされたはずだった。
「泣かないで、今は無理でも、必ずママやパパに会わせてあげる」
「うえっ! うえええ〜〜〜〜〜!」
 泣いているアイちゃんを抱き締め、優しく撫でているラピス。
 アキトから見ても、自分以外の誰かに、ここまでしている光景を見るのは初めてだった。
「大丈夫よ、何も心配しないで」
 ラピスがそう言って首を押さえると、アイちゃんはゆっくりと目を閉じて、動かなくなった。
「えっ?」
 まるでロシアのように、泣き叫んで抗議していると鎮静剤を打たれたのか、「スポック掴み」で気絶させられたようだが、どうして突然眠ったのかは、怖くて夜トイレに行けなくなるので聞けなかった。
「な、なぜ殺したし…」
「あんまり辛そうだったから、眠らせてあげたの、私の家に連れて行きましょう」
 母親のような優しい目でアイちゃんを見て、胸に抱いているラピス、その表情を見たので、アキトも夜トイレに行けるようになった。
「じゃあ、おれがおんぶするよ」
(はっ、まさかアイちゃんが寝ているのをいい事に、背中に当たる胸の感触を楽しんだり、お尻を触ってスカートや下着の中にまで手をいれて、あんな事やこんな事を…… だめっ! だめよアキト! 女の子を触りたいなら私を触って!)

 そしてまた、変な妄想モードに入るラピス。
 アイちゃんを背負っている間、スカートで手が隠れているのをいいことに、6歳児のプニプニのおしりの感触を堪能し、パンツの隙間に手を入れ、さらに奥へ、奥へと手を伸ばして行く。
「ふう、疲れたな、ちょっと休憩しようか?」
 誰もいない路地にアイちゃんを連れ込み、さらに奥を見て楽しみ、最後まで事に及ぼうとするアキト。そこでさすがのイネスも目を覚ました。
「おにいちゃん? 何してるのっ?」
「ほら、アイちゃん、もっと足を広げてくれないと見えないじゃないか」
「うええ〜〜〜ん、おにいちゃんのエッチ〜〜〜」
 媚妹BABYらしい…… 
(そんなの許さないわ、いくらイネスさんでも、アキトは私の。でも6歳児の肌がイイのね? 11歳とか3
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