04アキト生誕
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される運命にあるらしい。
ご近所のミスマル家に、お詫びの電話をかけるアキトの母。子供同士の事なので、放っておいても良かったが、また娘馬鹿一代の人が怒鳴り込んで来ると困るので、連絡だけは欠かせなかった。
「すみません奥様、また「宅の」アキトと、お隣のラピスちゃんが仲良くしていたので、ユリカちゃんが泣きながら帰ってしまったんです、申し訳ありませんでした」
電話のモニターの向こうでは、泣いているユリカの声が聞こえていた、
「いえ、「いつもの事」ですので、もう慣れてもいいと思うんですが…… あの「仲良く」と言うのは、どんな事をなさっているんでしょうか?」
確信を突いた質問に、言葉を失うアキトの母、
「あ、あの(汗)、子供同士の遊びなんですが…… ラピスちゃんはキスが好きなようで、いつも」
そこで口では説明できず、子供部屋をモニターしてみる母。
「アキトッ!!」
「アキト君!」
そのカメラには、上からラピスがのしかかり、シャツまで脱がされて、もうすぐ犯されようとしているアキトの姿があった。
「ちょっと失礼します、お詫びは後ほど!」
「はいっ」
素早く電話を切り、子供部屋へ向かうアキトの母。
ユリカの母も事情を察し、レイプ(笑)されようとしている、お子さんの救出に向かわせた。
(なんて女の子なのかしら、あんな子とユリカを遊ばせたら、きっと)
悪い予感を抱き、しっかりと「もうあのお家に遊びに行っちゃだめよ」と説得し「特にラピスちゃんとは、口もきいちゃだめ」と念を押すユリカの母。
「いや〜!アキトと遊ぶの〜〜!」
ラピスと口をきかないのは、言われるまでも無く実行しているユリカだったが、アキトを何度か押し倒そうとしたのは同罪だった。
テンカワ家
「アキトッ、開けなさいっ、ラピスちゃん! 何してるの? アキトを離してっ」
乱暴にドアを叩き、「内鍵」までかかった子供部屋を開こうとする母。
(チッ! カメラを切り忘れるとは、ああっ、これもアキトの魅力のせいなのね、その上5歳のアキトの肌は「ぷにぷに」って言ってるのよぉお〜〜〜! ああっ、もう辛抱たまりまへんっ!!)
立ち上がろうとしたはずのラピスは、再びアキトに圧し掛かる
「ラピス、みつかっちゃったよ、かあさんがよんでる」
アキトの呼びかけで、また現世に戻って来たラピス29号。
「え? ええ、じゃあ言い訳その2で行きましょう」
こんな事もあろうかと、あらかじめ言い訳も用意していたラピス。もちろん練習した時も「辛抱たまりまへん」になって、アキトを押し倒したのは言うまでも無い。
「そんなにあわてて、どうしたの? かあさん」
アキトが鍵を開けて迎え入れると、アキトの母は血相を変えて飛び込んで来た。
「貴方達っ、何してたの!」
「うん、「あく
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