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ラピス、母よりも強く愛して
02生産プラント
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や誤りが無いか、生産プラントに追試を依頼した。
『#%$&!"@=』
 誤りが無いと知らされ、もう一度安心する。ユーチャリスにはまだ、ネルガルの様々な指令と、改変不可能な記憶バンクが存在したが、いずれラピスが解除してくれる事を願った。
『彼から報告がありました、翻訳します… 我々にも人体を機械で再構成する技術が存在、しかし地球人のデータが不足、サンプルの提示を要求』
 生命科学についても、異星人の方が優れていたが、現状では地球人には適用できなかった。
『私も貴方のオリジナルを保存し、破損しないボディーを作成する事に賛成します。これによる効果は、学習の不要、彼らとの直接リンク、我々と同等の思考速度などがあります』
「ええ、バックアップが可能になれば、私を作って記憶もコピーしましょう」
『了解』
 ラピスとユーチャリスは、それがどんな「喜劇」を巻き起こすのか、まだ気付いていなかった。
『現在この船には、サンプルとして、貴方と、テンカワ・アキトの毛髪、細胞が存在します』
 ラピスと言えど、アキトや自分のクローンが、実験台に使われるのには不快感を覚えた。
「アキトを実験台になんか使えない、今の地球人は?」
『地球に行けば、人類のサンプルは採取できますが、我々が上陸するだけで、歴史が変わる恐れがあります。そしてあなたの持つ病原体は、今の人類を半減させるのに、十分な威力を持っているでしょう』
 一滴の水が起こす波紋が歴史を変える、こんな過去では何一つリスクを背負えなかった。
「…では私の細胞を出します」
『いえ、未確認ですが、艦内にメンテナンス時に落ちた、整備員の毛髪があるはずです、そして… ブラックサレナに何者かの血液が付着しています、これは直近の対戦者「北辰」と呼ばれる男の物と思われます』
 ラピスは一瞬、悪魔の微笑みを浮かべた。
「それを提出する、培養しても最後には必ず消去する事」
『了解』
 以後、北辰の分身達には、過酷な運命が待ち構えていた。

 それから数日、基本的な計画を立て、ユーチャリスにある制約を解除しながら、異星の言語を覚えている間にプラント側の実験が進んだ。
『報告します、人体のコピー、義体の製造が可能になりました』
「では北辰に関するサンプルは全て消去、生き残った者はたっぷり地獄を味あわせてやれ」
 ラピスは、実験の結果、おかしくなってしまった?北辰達を見ながら笑っていた。
「おっはー!山ちゃんだよー」
「シンジ君、人には誰でも自分にしか出来ない事がある…」
「ワン、ワン!(ジャムおじさんとバタコさんのバター犬)」
 その他大勢…
 そこには、声は同じだが、毎朝4時にはTV局に入リ続けたので、かないみかと離婚したり、朝の子供向け生放送の番組の司会をしている北辰や、二重スパイをしながら、ジオ
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