第2章
戦闘校舎のフェニックス
第21話 絶賛、決戦中です!
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だいぶセーブしたつもりだったのに・・・・・・。
にも関わらず、この威力である。
「・・・・・・危険だ・・・・・・! あの神器は! ここで私が倒しておかねばッ!」
俺のドラゴンショットの威力を見て、危険だと判断して焦ったのか、イザベラが一気に攻めてきた。
だが、焦っていたのか、攻撃が単調になっていた。
「しめた!」
俺はイザベラの拳を避け、逆に俺の拳を当てる。
「・・・・・・それで当てたつもりか?」
たいしたダメージになっていなかったからか、イザベラは訝しげな表情を作る。
けど、当たれば十分であった。
「弾けろ! 『洋服崩壊』!」
パチン。
俺が指を鳴らすと、イザベラの服が弾けとんだ。
「なっ、なんだこれは!?」
イザベラは自分の身に起こったことに驚愕し、大事な部分を隠す。
その裸体はさっきの『兵士』の三人とは違い、見事なプロポーションであった。
速攻でその光景を脳内の新種ホルダーに名前を付けて保存した!
「よし行くぜ!」
そしてすかさず、大事な部分を隠して動きが止まったイザベラに向けて、もう一度ドラゴンショットを撃ち込んだ!
「っ!?」
俺の魔力がイザベラを包み込み、イザベラは光の粒子となって消えた。
「イザベラが!?」
『ライザーさまの「戦車」一名、リタイア』
ライザーの妹の驚きの声とグレイフィアさんのアナウンスが俺の耳に届いた。
「勝ったぁっ!」
俺は自分の勝利に歓喜した。
「・・・・・・しかし酷い技だ。いや、女にとって恐ろしい技と言うべきか・・・・・・」
「・・・・・・僕も初めて見たんだけど・・・・・・なんと言うか──うちのイッセーくんがスケベでゴメンなさい」
「って、こらぁ! 見も蓋もない謝り方するなぁ、木場ぁっ!?」
「だけど・・・・・・」
だけどじゃねぇよ、イケメン!
「しかし、魔剣使い・・・・・・数奇なものだ。私は特殊な剣を使う剣士と戦い合う運命なのかもしれない」
「へぇ、僕以外の魔剣使いと戦ったことがあるのかい?」
「いや、魔剣ではない。──聖剣だ」
「──っ」
その言葉を聞いた瞬間、木場の雰囲気ががらりと変わった!
「その聖剣使いについて訊かせてもらおうか?」
「ほう、どうやらあの剣士は貴様に縁があるのか? だが、剣士同士、ここは剣にて語ろう!」
「・・・・・・そうかい。・・・・・・口が動ければ、瀕死でも問題ないか」
二人の間の殺気がドンドン強くなっていく! ていうか、木場の迫力がとんでもなかった!
一体どうしたってんだよ、木場!?
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