第2章
戦闘校舎のフェニックス
第21話 絶賛、決戦中です!
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こはまだまだ耐えるしかない!
―○●○―
イッセーと木場がグラウンドでライザーの眷属たちを引き付けている間に、部長はアーシアを連れて本陣に奇襲を仕掛けるため、新校舎に侵入していた。
『待っていたぜぇ』
『『っ!?』』
そんな部長に声をかける存在がいた。いま、新校舎内でアーシア以外に声をかける人物は一人しかいない。
『ふふふ、ははは、愛しのリ〜ア〜ス♪』
そこには部長が来ることがわかっていたかのように、余裕の表情見せながら、新校舎玄関ホールの二階の手摺に腰掛けながら見下ろしているライザーがいた。
『私が来るのはお見通しだったわけね?』
『初心者が経験者を舐めちゃいけないよ、リ〜ア〜ス♪』
『・・・・・・相変わらず品のない人ね』
『女王』の配置といい、やっぱり部長の手は読まれていたか。
「・・・・・・読んでいたのなら、なんで眷属を全員、イッセー兄たちのほうに・・・・・・?」
「簡単だ千秋。部長のプライドをへし折るためだ。部長を手のひらで踊らせたうえで、真っ向から部長の作戦を潰すことで──」
「部長に圧倒的な実力差を見せつける・・・・・・そうすることで──」
「ああ。部長の意思を挫くには効果的でもある。奴にはそれをやるだけの実力があるってことだ」
今回の出来レースを組んだだけはあるってわけか。
『ここじゃなんだぁ、もっと見晴らしのいいところでデートと洒落こもうぜ、リ〜ア〜ス♪』
『ふざけないで! いいわ、あなたを消し飛ばしてあげるわ!』
ライザーの挑発に乗ってしまった部長はアーシアと共にライザーのあとについて行った。
「・・・・・・見晴らしのいい場所って?」
「部長の様子がイッセーたちによく見える場所だろう。そうすることで、イッセーたちを煽る気なんだろ」
完全に部長たちを潰す気だな。
バキィィィン!
突然、何かが砕け散る音が響いたため、そちらの映像を見ると、木場の剣が相手の『騎士』によって砕かれていた。
『光喰剣が!?』
『残念ながら、その攻撃は私に通用しない』
あの剣は光を喰らう特性があった。そのため、光力を扱うフリードやはぐれ悪魔払い相手には有効だったが、いまの相手が扱うのは炎。その特性がまったく活きないのであった。
だが、そんな状況にも関わらず、木場は不敵に笑んでいた。
『ならこれはどう? 凍えよ!』
次の瞬間、柄から氷が生成され、氷が砕けると、新たな刀身が現れた。
『っ!? 貴様、神器をふたつも!』
相手の『騎士』は剣を振るうが、木場の剣の刀身に当たった
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