第2章
戦闘校舎のフェニックス
第21話 絶賛、決戦中です!
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。
「それにしても、リアスさま──」
「ん?」
金髪の子が俺を品定めするように見ていた。
「殿方の趣味が悪いのかしら?」
「っ、かわいい顔をして、毒舌キャラかよ! 『赤龍帝の籠手』ッ!」
『Boost!!』
俺は籠手を出し、金髪の子に対して構えた。
「あら、ごめんあそばせ。私は戦いませんの」
「はぁあ!?」
「イザベラ」
金髪の子が呼ぶと、仮面を着けた女が近づいてきた。
「私はイザベラ。ライザーさまにお仕えする『戦車』だ。では行くぞ、リアス・グレモリーの『兵士』よ!」
そう言うと、殴りかかってきた!
「うわッ!?」
俺は相手の攻撃を避けながら、思わず疑問に思ったことを訊いた。
「お、おい! あいつなんなんだよ!? 戦わないってどういうことだ!?」
「『僧侶』として参加はしているが、ほとんど観戦しているだけだ」
「なんだそりゃ!?」
これ、おたくらにとっても大事なゲームなんだろ! なんでそんなことになってんの!?
「彼女は──いや、あの方は、レイヴェル・フェニックス」
「フェニックス!?」
「眷属悪魔とされているが、ライザーさまの実の妹君だよ」
「妹ッ!?」
その子のほうを見ると、にこやかにして、手を振っていた。
「ライザーさま曰く『ほら、妹萌えって言うの? 憧れたり、羨ましがる奴、多いじゃん。まぁ、俺は妹萌えじゃないから、形として眷属悪魔ってことで』なのだそうだ」
あの鳥野郎、本当に変態でバカだったのか!? ・・・・・・でも、妹をハーレムにいれたいっていうのは十分に理解できるぜ。
「って、おわっ!」
などと考えている間に、『戦車』のイザベラの拳の一撃をすんでのところで避ける。
「思ったよりはやるようだな?」
「そりゃあ──おっと! 俺だって、伊達に小猫ちゃんや木場、明日夏と修行してたわけじゃねぇからな! って、あぶねッ!」
攻撃の合間に蹴りを放ってきたが、後ろに思いっきり飛んでかわした。
うん、明日夏との修行で回避能力が格段とアップしているな。
「ほぉ、以前とはまったく違う。リアス・グレモリーはよく鍛えこんだようだな」
「そうだ、俺は部長にとことん鍛えられた、リアス部長の下僕だ! だから、負けられねぇ! 俺は部長のためにもあんたを倒すッ!」 ?
とはいえ、一定以上パワーアップするまでは逃げの一手しかねえけどな。
『Boost!!』
これで五回目のパワーアップ! 『兵士』相手なら十分かもしれねぇが、『戦車』相手じゃまだ心もとない。
こ
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