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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第12話
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ドロス教官。雛鳥たちのことはよろしくお願いします。」

「……はい!お任せください!」

「うふふ、最低でも”特別カリキュラム”始まって早々”戦死者”を出すような無様な結果を持ち帰ったりはしないわよ♪」

「ま、大船に乗ったつもりでいな!」

「まあ、色々ありそうだが微力は尽くさせてもらうぜ。」

列車に乗る直前で呼び止めたリアンヌ分校長の言葉にトワ達はそれぞれ力強い答えを口にし

「そしてシュバルツァー教官とアルフヘイム教官。貴方達も既に気づいていると思いますが、エレボニアの”流れ”は北方戦役の終結を切っ掛けに変わりました。巨いなる力を持つ者達として流れを見極めてきなさい。己と向き合い―――時に周囲に頼りながら。」

「分校長………」

「…………」

リアンヌ分校長の言葉にリィンとセレーネは呆けていたが

「ええ―――承知しました!」

「はい!」

我に返るとすぐに力強く頷いた。

「兄様……どうか、お気をつけて。セレーネも無理せず、私達の代わりに兄様が無理をしないようにしっかり見ていてね。」

「はい、お任せください……!」

「ハハ………――――ベルフェゴール、リザイラ。俺達がいない間の二人の事は任せたぞ。」

エリゼの言葉とエリゼの言葉にセレーネが力強く頷いている様子を苦笑していたリィンはエリゼとアルフィンの背後を見つめて答え

「ふふふ、言われるまでもありませんよ。それが今の私達の”為すべき事”なのですからね。」

「うふふ、その代わり帰って来たらたっぷり可愛がってもらうわよ♪」

リィンの言葉を聞いて二人の背後の空間から姿を現したリザイラは微笑みながら答え、ベルフェゴールはウインクをし、ベルフェゴールの答えにリィン達は冷や汗をかいた。

「あの、リィンさん………本当にベルフェゴールさんとリザイラさんも連れて行かなくてよかったのですか……?演習は”何が起こるかわからない”との事なのですから、それを考えると生徒の方達の為にもお二人も連れて行くべきだと思うのですが……」

「心配しなくても大丈夫だ。いざとなったらメサイアやアイドスがいるし、俺達教官陣もついている。だから、安心してくれ。」

心配そうな表情で問いかけたアルフィンの言葉に対して優し気な微笑みを浮かべて答えたリィンはアルフィンの頭を優しくなでた。



「ぁ…………」

「……………」

「うふふ、久しぶりに出たわね、リィンお兄さんお得意の”無自覚笑顔での頭なでなで”が♪」

「さすがご主人様♪釣った魚にもちゃんと餌をあげ続けるというマメな事をしているからこそ、ハーレムの維持をできる上、更に増やす事ができるのよ♪」

「というか結婚をしていても未だに無自覚は治ってないんだね、
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