第一幕その十一
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「奇麗になってからした方がいいじゃない」
「そうね、じゃあ」
「その時にね」
「わかったわ、お風呂の後でブラッシングするわね」
「それでね、僕お風呂好きだしね」
トトはとても奇麗好きなのです、それでお風呂もブラッシングも大好きでいつもドロシーと一緒に入っています。
「じゃあ夜にね」
「そうするわね」
「それじゃあね」
「うん、それとね」
「それと?」
「後はね」
こうも言ったドロシーでした。
「香水もね」
「それも?」
「どうかしら」
「香水はね」
別にと返したトトでした。
「いいよ」
「そうなの」
「うん、今日はね」
「いい香りなのに」
「そこはではいいよ」
今日はというのです。
「本当にね」
「そうした気分ってことね」
「うん、香水まではいいってね」
お風呂に入ってブラッシングまでで、というのです。
「だからね」
「わかったわ、じゃあ私もね」
ドロシーはトトの言葉に納得して頷いてでした。そのうえでトトに対してにこりと笑って言いました。
「それ以上はしないわ」
「うん、じゃあね」
「そうしましょう」
こうトトに言うのでした。
「じゃあ夜にね」
「お風呂だね」
「一緒に入りましょう」
お互いに笑顔でお話しました、そしてです。
そのお話の後で、です。皆で遊んでティータイムを楽しみました。その夜は実際にドロシーはトトと一緒にお風呂に入ってです。
彼にブラッシングもしてあげました、そのブラッシングを観て五人はドロシーに尋ねました。
「毎日ブラッシングしてます?」
「僕達よく観ますけれど」
「やっぱり毎日ですか」
「ブラッシングされてますか」
「そうなんですか?」
「ええ、毎日してるわ」
実際にとです、ドロシーは五人に答えました。
「だってトトの毛は多くて長くてしかも巻いてるでしょ」
「だから毎日ブラッシングしないと駄目ですか」
「そうなんですね」
「毎日じゃないと」
「ちゃんとブラッシングしないとですね」
「よくないんですね」
「そうなの、トトはね」
本当にというおです。
「毎日そうしてあげないとよくないからね」
「だからドロシーにはいつも感謝しているんだ」
トトも五人に言います。
「毎日ブラッシングしてもらってね」
「そこもドロシーさんとトトならではですね」
恵梨香はトトの言葉から彼とドロシーの絆について思うのでした。
「長いお付き合いだから」
「そうなの、カンサスからだからね」
「本当に長いよね」
「ずっと一緒にいてね」
「仲良くしてきたから」
ドロシーとトトも恵梨香に答えます。
「こうしたこともね」
「いつもしてもらってるんだ」
「そうなのね、じゃあ」
ここでまた言った恵梨香でした。
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