ペルソナ3
1931話
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!?」
「無理だ、敵の能力か、それとも単純に向こうが強いからか、ペンテレシアではあの2匹の能力を読む事は出来ない!」
「……そうか。なら、取りあえず俺が1匹を倒すから、お前達は何とかもう1匹を相手に持ち堪えてくれ」
余裕を見せているのか、ゆっくりとこっちに向かって歩いてくる2匹のイレギュラーシャドウを見ながら、俺はゆかりと桐条に告げ……その返事を聞くよりも前に、一気に前に出る。
どういう訳か、あのシャドウはこっちを侮っているらしい。
イレギュラーシャドウ同士で情報の共有とか、そういうのはないらしい。
つまり、完全に別の個体という事なのだろう。
もっとも、そっちの方がこっちにとって有利なのは間違いないのだが。
こっちの能力を知らないのであれば、それこそ不意を突くにはこれ以上ない程に便利だ。
不意を突くというのは、基本的に何度も使える手段ではない。
情報を共有しているのであればそのような真似も出来ないだろうが……今の状況であれば。
出てきたシャドウは、風船のように腹が膨れているシャドウと、背が高く細長いシャドウ。
2匹で1匹という扱いなのか、それとも1匹ずつ2匹なのか。
そのどちらかは分からないが、とにかく狙うべき相手は風船のようなシャドウだ。
瞬動を使って敵との間合いを詰めながら、体育館倉庫にいる時から既にいつ戦闘になってもいいように空間倉庫から取り出したゲイ・ボルグを突き出す。
瞬動の速度と、突きの速度。
その2つが合わさった一撃は、間違いなく強力な一撃となり……風船のような胴体を貫くのだった。
「よし、やったか!?」
そう叫び……もしかして今のはフラグか? と思いつくのだった。
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