教え子たちの休日
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そうだけど元気にしてた?」
「はい、わたしもエリオくんも元気にしてましたよ」
「スバルさん達は元気にしてましたか?」
「もちろん、毎日のように現場に出て頑張ってるよ。ねぇティア?」
「私はあんたほど現場に出てはないんだけどね。書類整理とかも多いし……まあ忙しくはあるけど、充実した日々を送ってるわ」
頭を悩ませることなんて身近な人達の色恋くらいだし。
なのはさんもフェイトさんも昔よりは休みを取ってるって話は聞くけど、その大半が愛娘のために消えてるのよね。一般的には良いことではあるんだけど、もう少し自分の時間を持ってもいいんじゃないかしら。ヴィヴィオだってもうずっと面倒見ないといけない子供でもないんだし。
特に……フェイトさんはエリオ達も大きくなって一人前の局員になりつつあるんだし、仕事の都合で数ヶ月ここから離れるなんてこともある。同行した場合は何度もあの人に会いたそうな顔を見たりするわけで、もう少し積極的になって欲しいものね。
でもフェイトさんって……普段内気な分、一度覚悟を決めてたら人よりも突っ走る可能性がある気がする。
それが俗に言うラッキースケベ的なものになればまだ望みもあるけど、単純に空回りしそうで怖いわ。そういう意味では今のままの方が安全のような……私とかがデートのお膳立てするのが良い気もするわね。
「ティア、さっきから何か難しい顔してるけど……もしかして今日の集まり無理して来たとか?」
「別にそんなんじゃないわよ。私はちゃんと休みは取るようにしてるし、今日までに大体のことは片付けてるから。ちょっと考え事してただけよ」
「考え事? 今の言い方からして仕事以外だよね。何か悩みでもあるの?」
何でこうもずけずけと聞けるのかしらね。
別に言えないことじゃないけど……ジャンル的にスバルに理解できるか微妙よね。人よりも鈍いところあるし。まあキャロよりはマシでしょうけど。この中でこういうことを普通に話せるのってエリオくらいかしら。同性よりも異性の方が話が出来るってある意味不思議だわ。
「別に何でもないわよ」
「そういう言い方する時は大体何かあるときだよ。ティア教えてよ〜」
「あぁもう、鬱陶しいわね」
少しは大人になったかと思ってたけど、この子は相変わらずね。何で年下のエリオ達よりも手間が掛かるのかしら。
一般的に言えば、エリオ達が手間が掛からなさ過ぎるんでしょうけど。だからフェイトさんはもう少し甘えて欲しそうな顔をしたりするわけで……今はどうでもいいことね。
「大したことじゃないって言ってるでしょ。なのはさん達は最近集まったり出来てるのかなって思っただけよ」
「確かに大したことじゃないけど、別に隠す必要もない気が……でもどうなんだろう? 私も最近はなのはさん達と会ってないし。仕事
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