暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1930話
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が一番手っ取り早いのは間違いない。だが、本当に同じ場所にいれば、山岸だったか? その女と一緒の場所に出られるのか?」
「真田先輩の言いたい事も分かるっすけど……けど、アクセルの言ってるのが一番手っ取り早いのも間違いないっすよ?」

 順平の言葉に、真田は頷きを返す。

「それは分かっている。実際、山岸だったか? その女が体育館倉庫にいれば、恐らく同じ場所に行けるだろう。だが……影時間に閉じ込められてから1週間近い。つまり影時間の中だけでも20時間以上経っている訳だ。なら、山岸が同じ場所にいると思うか?」
「あ」

 その言葉に、順平が惚けた声を出す。
 いや、それは順平だけではない。真田の話を聞いていた全員が同様だった。
 体育館の倉庫が、タルタロスになった時にどのような場所になるのかは、俺も分からない。
 だが、もしシャドウのいる場所に転移しようものなら……いや、そこまで最悪ではないとしても、同じ場所に留まっていられるのかと言われれば、微妙なところだろう。
 臆病だから、もしかしたら……そんな可能性がない訳でもないが、逆に臆病だからこそもっと安全な場所を探してタルタロスの中を移動しているという可能性もある。
 もっとも、シャドウがいるタルタロスだ。どっちが安全なのかというのは、正直なところ微妙なのだが。

「明彦の言いたい事は理解した。だが、山岸がそこにいないとも限らないだろう?」
「だろうな。まぁ、ちょっと気になったから言っただけだよ。それで、どうするんだ?」
「そうだな。やはり、私達もその体育館倉庫にいる状態で影時間を迎える……というのが、最善の選択だろうな。アルマーはどう思う?」
「俺もそれでいいと思う。ただ、今日は満月だ。つまり……」
「イレギュラーシャドウ、か」

 俺の言葉に、桐条が深刻そうに呟くのだった。
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