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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
梨華の部屋
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見て裕香は、
「大狩流の関係者は動きが変だね。」
「一様私たちも関係者ですが。」
「完全にスルーだね。」
「私たちも帰ろうか。」
「「うん。そうしよう。」」
そうして大狩流の関係者は全員下校してしまった。

「これはまた大勢で来ましたね。」
さやねが呟いた。
無理もない、押し掛けてきたのは二人を除くもと白河女子高のメンバー7人。
「早く入って。アイツらが来る前に。」
梨華が声を上げた。
「そうしないと危険だね。あの性格からして。」
「あの性格とは何ですか?」
裕香がそれを聞くと、
「あいつらの流派はほとんどが戦闘狂なんだ。」
「戦闘狂?そうには見えませんでしたが。」
「幸はそう言えるよね。でも全国にはそんな感じの流派も存在するんだよ。」
「そしてそのなかでもあの三人はやばい。」
「どうやばいのか分からないんですけど。」
「的確な照準をあわせて、息の根をとめる。そんな戦い方なんだよ。」
「とにかくみんな入ったね鍵閉めるよ。」
「どうぞ、てか早く閉めて。」
みんなでリビングに移動した。
リビングの広さは二人で住むさやね達には大きすぎる十畳。
「みんなに話すけど、私たちがまだ小学生だった頃、彼女達三人は梨華の家に稽古に来たの。その頃私たちと試合して負けたんだけど嬉しそうな顔をしてたんだ。その後夏と冬の休みには絶対来ていたんだ。だけど小学5年生の夏休みに問題が発生したんだ。」
「その問題とは一体なんですか?」
絵里が聞くと梨華が、
「思い出した。私がむきになって桜をボコボコにしたんだっけ。」
「そうです。それから彼女達は必死に練習をするうちに戦車道を戦闘と間違え、そしてそれが悪化していく感じで戦闘狂になったんです。」
その説明を聞いたところで裕香が、
「どこかに今さっき交換した桜の番号があるはず。」
と言い出して携帯をいじる。
「「「「マジで勘弁してください。」」」」
四人の声がハモった。
「そんなに嫌なんですか。でも明日は学校で会うんですよ。」
「白河女子高に転校しよっか。」
梨華がこんなことを言い出した。
それに先ほど声をハモらせた三人は、
「それもいいかもな。」
「それ以外に道は無いかな?」
「無いから諦めようよお姉ちゃん。」
転校に賛成していたが、
「無理ですよ。国立高校への転校が可能なのは各学期の始めだけです。」
「「「「そんなー。」」」」
「だから転校は出来ませんよ。あーあ、もう8時だよみんな急いで帰ろうか。」
五人が立ち上がり玄関に向かった。
「「「「「お邪魔しました。」」」」」
「じゃあね。」
さやねが見送りをしてドアを閉め、鍵も同時に閉めた。
「今日は危険な一日になりそうだな。」
梨華の言葉にみんなが頷いた。

0時頃、梨華が見張りとして起き
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