第三十六話 北の街その二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「そうしてね」
「一旦冷たいシャワーでも浴びてか？」
「そう、そうして一旦身体を冷やしてね」
そうしてからだというのだ。
「冬は膝や腰だけでもいいから」
「一旦冷やしてか」
「また入るんだよ」
「それでまたあったまるか」
「それを繰り返したらね」
「肩凝りもなおるか」
「うん、何回かしてるとね」
「肩凝りも取れるか」
「膝や腰、踵もだよ」
そういった場所の疲れもというのだ。
「取れるから」
「風呂ってそんなにいいのか」
「うん、結構色々なお仕事で肩とか腰に疲れが溜まるけれど」
それでもというのだ。
「それがね」
「風呂で取れるか」
「そうなるからね」
「人によってはか」
「行くといいよ、身体に奇麗になるし
洗ってというのだ。
「悪くないよ」
「成程な、風呂ってそんなにいいんだな」
「だからこの島でもこうしてサウナもあるし」
淳二はさらに話した。
「他のお風呂もあるんじゃない」
「湯のな」
「そっちも楽しむし、肩もね」
その凝りもというのだ。
「癒せるし最高だよ」
「本当に風呂が好きなんだな」
「毎日入ってるよ、夏だってシャワーじゃなくて」
「湯舟か」
「そっちに入ってるしね」
「その方が疲れも落ちるか」
「そう、夏でもだよ」
暑い季節でもというのだ。
「湯舟の方がいいよ、おいらはね」
「そうなんだな」
「疲れが落ちるし匂いもね」
それもというのだ。
「お湯に入った方がしなくなると」
「汗が湯舟の中でも落ちてか」
「あと老廃物も出るから」
身体の中にあって匂いの元ともなるそれがだ。
「だからね」
「体臭の為にもいいか」
「そうなんだよ、だからおいらは夏もお湯に入ってね」
シャワーでなく、というのだ。
「身体も癒して匂いもしない様にして」
「奇麗にしてるか」
「そうなんだ」
久志に笑って話す、身体から滝の様に流れ出ている汗を見て満足気に笑いながら。
「そうしてるんだ」
「成程な」
「お風呂は確かにいいです」
順一も微笑んで話に入ってきた、彼にしても他の面々も淳二や久志と同じく身体から汗を滝の様に流している。
「サウナにしても」
「そうだよね」
「汗をかき老廃物を出し」
「身体の疲れも癒してね」
「色々なものがあります」
「そうそう、お風呂に入らないとね」
「健康にも大きく影響します」
「清潔になるだけじゃなくてね」
そうなるというのだ、そしてここでだった。
一同は一旦サウナルーム、木造のそこから出て水風呂のところに行った、石造りの大浴場にはその水風呂だけでなく湯舟も三つ程あり多くの客達がいる。
そして水風呂のところで桶に水を汲んで身体に浴びせて汗を落としてからだ、六人共水風呂に入ってだった。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2025 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除