標的2 沢田綱吉 VS 死神
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「ほほう、我が大鎌を受けるとはな」
ツナは真っ直ぐ死神の男を見つめている。
「貴様、名は」
「名乗る必要はない!!」
ツナは拳を翻し、鎌を掴んふぇそのまま死神に蹴りを入れた。しかし確実に当たったはずなのに蹴った感触がなかった。
「ゲヒャヒャヒャ、オレに攻撃を入れるとはまた見事、だが」
バサッっと男がローブを脱ぐと体全体が骨だった。あまりに衝撃的だったのか獄寺と山本、京子とハルが同時に叫んだ。
ツナの蹴りは骨と骨の間をすり抜けていたのだ。
「あいつ、マジで死神なのか」
「くっ、京子、ハル、そいつを連れて早く安全なとこへ急げ」
ツナは京子達を逃がすべく、傷だらけの少女を連れさせ、の場を去らせた。しかし、その一瞬をつかれ、ツナは死神に首をつかまれた。
シュウウウウウ!!
「ぐあああ!!」
ツナが叫ぶと同時に炎が音と共に吸収されていく。
「ツナ」
「沢田」
「てめえ、10代目を離しやがれ」
「おっと、動いたらこいつの首をへし折るぞ」
3人は動けなかった。その後も成す術もなくツナの炎はみるみる吸い取られていく
「ゲヒャヒャヒャ・・・があ!!」
どこからか飛んできた矢が死神の腕に刺さり、それの腕を砕いた。矢のやってきた方向を見ると、その先にはあの傷だらけの少女の姿があった。
「くっ、きさまあぁぁぁぁぁ」
「今だ」
リボーンの声にみんなは我にかえり死神に総攻撃を放った。
「果てやがれ、フレイムアロー!!」」
「篠突く雨!!」
「トドメー、極限太陽(マキシマムキャノン)!!!」
ドオオオオン!
「ぐおおお、おのれぇ、覚えていろーー」
死神はボロボロになりながらも、闇の向こうへと姿を消した。
「ハァ、ハァ」
「大丈夫ですか10代目」
「うん、なんとか、3人共ありがとう」
「とりあえず全員ツナの家に行くぞ」
ツナの家―
「ツナ君、大丈夫なの?」
「大丈夫だよ」
「あの、あなたは大丈夫なんですか?」
「大丈夫、助けてくれてありがとう」
ツナ達もそうだが、一番心配だったのは少女。しかし、その言葉にとりあえずみんなホッとした。
「ところでお前は何者で、さっきの奴は誰なんだ」
「私の名はかぐや、あいつは゛死神゛Death D、私は奴に追われてるの」
「ど、どうして?」
「私の持つジュエルリングを狙ってるの」
「ジュエルリング?」
「この世に21個しかない精製度A以上のリングなの、それでね・・」
かぐやの言葉に、皆の頭に?
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