もうちょっとだけ続くお蔵入りネタ集
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喋り忘れていた気のする話@ オーネストの容姿
何で物語の中で大半の人がオーネスト=アキレウスだと気付けなかったのかという話を誰もツッコんでくれなかったので大変寂しい思いをしたのですが、これにも一応理由があります。10歳の時のオーネスト(旧アキレウス)は、現在のオーネストと違って碧い瞳に茶髪の少年でした。しかし例の事件があり、養母であるテティスに神の血を注がれたせいでオーネストの魂が変容。更に事件後に世界最低レベルまで治安が落ちたオラリオの裏道から脱出できないままもがき続けたオーネストの体は1週間に1,2回は死にかける生活を送っていたため、肉体がどんどん破壊されては新生を繰り返すうちに、外見が混血となった魂に引っ張られる形で変質していったのです。
作中でも何度か言及した気がしますが、オーネストは異常なまでの美形です。で、その理由が魂の変質。もしオーネストがアキレウスのまま普通に育っていればそれはそれでイケメンにはなりましたが、テティスの力が混じったオーネストの顔は骨格の成長にも多少影響が出て、テティス(言わずもがな超美人)の姿に引っ張られています。そのせいで成長するにつれてオーネストの顔からアキレウスの面影は消えていき、今ではエルフでさえ美形だと思う程の容姿へと変化してしまっています。
ちなみにオーネストの肉体に傷跡は一切ありません。存在における魂の割合が強すぎる為、肉体が魂に引っ張られて最終的に傷をなかったことにしてしまうからです。オーネストが自傷的な戦い方をする理由の一つです。幾ら傷ついてもなかったことにしようとする小綺麗な体が気に入らない、ってな所です。
喋り忘れていた気のする話A オーネスト、オートモード
オーネストの体に注がれたテティスの血は、オーネストの命を保ち、オーネストの傷を癒し、しかし本質的にはオーネストを戦いから遠ざける為に作用しています。オーネストの異常な再生能力の代償として伴う痛みは、痛みを忌避して欲しいというテティスの願いの一部の具現でもあります。そしてオーネストも知らないテティスの最後の切り札が、オーネストの自動自己防衛システムです。
これは単純な仕組みで、オーネストの心や環境が完全に戦えない状態になった際に自動的に発動し、オーネストの肉体を動かして敵を退けながら生存するよう行動させるというものです。ちなみにオーネストはそのシステムの存在にはあまり気付いておらず、ただ自分の向死欲動に向かっているのに上手くいかないものと思っています。過去に意識のないまま黒竜の顎を蹴り飛ばしたのも、このオートモードのせいです。
逆に、そんなものの存在に気付かないオーネストという男はこのオートモードを発動させたことが殆どなかったりします。そうまでしてオーネストに生きて欲しかったテティスですが、オ
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